先日、ある素敵な女性がM’sブライダルにご入会くださいました。
とても聡明で、ご自身の人生についてしっかりとした考えをお持ちの方です。
婚活についても、勢いだけで結婚相談所を決めるのではなく、これまで複数の相談所へ足を運び、それぞれのサービス内容や料金、サポート体制などを比較された上で、慎重に検討されていました。
その方が、最終的にM’sブライダルを選んでくださいました。
私は率直にお聞きしました。
「いくつかの相談所をご覧になった中で、なぜ当社を選んでくださったのですか?」
すると、こんなお言葉をいただきました。
「営業的な説明が少なかったことと、宮﨑さんから直接、婚活のサポートを受けられることに安心感を感じました」
とても嬉しいお言葉でした。
同時に、長年この仕事に携わってきた私自身にとっても、改めて考えさせられる言葉でした。
なぜなら、この一言の中に、結婚相談所 を探している方が本当に求めているものが表れているように感じたからです。
婚活をしている人は「高いコースを勧めてほしい」わけではない
結婚相談所へ相談に行くことは、多くの方にとって少し勇気が必要なことだと思います。
初めて会う人に、
「結婚したいと思っています」
「なかなか良い出会いがありません」
「この年齢からでも結婚できますか?」
「離婚経験がありますが、大丈夫でしょうか?」
「子どもを希望しています」
「自分の条件では難しいでしょうか?」
そんな、普段はなかなか人に話さないことまでお話しすることになります。
仕事のこと。
年収のこと。
家族のこと。
過去の恋愛や結婚のこと。
そして、これからどのような人生を送りたいのか。
結婚相談所のカウンセリングでは、人生のかなり深い部分までお聞きすることがあります。
だからこそ私は、初めてお越しになった方に対して、必要以上に入会を急がせることはしたくありません。
もちろん、私たちも事業として結婚相談所を運営しています。
サービスをご説明する必要もありますし、料金や活動方法についてもきちんとお伝えしなければなりません。
しかし、
「今日決めてください」
「今入会した方がお得です」
「このコースでなければ難しいです」
と不安を煽ることと、婚活について真剣にアドバイスすることは、まったく別の話です。
婚活をしている方が本当に知りたいのは、
「一番高いコースはどれですか?」
ではないはずです。
本当に知りたいのは、
「私の場合、どうすれば良いご縁に出会えるのでしょうか」
ということではないでしょうか。
「入会してもらうこと」がゴールになってはいけない
結婚相談所にとって、入会は大切です。
しかし、会員様にとっては、入会した日が婚活のスタートです。
ここには大きな違いがあります。
もし相談所側が「入会していただくこと」をゴールにしてしまえば、契約した瞬間に目的を達成したことになります。
けれど、会員様にとってはそこからが本番です。
プロフィールを作る。
写真を選ぶ。
お相手を探す。
申し込む。
断られることもある。
お申し込みをいただくこともある。
お見合いをする。
交際へ進む。
そして時には、せっかく始まった交際が終わることもあります。
婚活には、嬉しい日もあれば、気持ちが沈む日もあります。
「どうしてお見合いが成立しないのだろう」
「何がいけなかったのだろう」
「もう少し条件を変えた方がいいのだろうか」
「この人との交際を続けるべきなのだろうか」
そうした時にこそ、結婚相談所の存在価値が問われるのだと思います。
入会時には熱心だったのに、活動を始めたらほとんど連絡がない。
困った時に相談しても一般論しか返ってこない。
担当者が頻繁に変わる。
自分がどんな人間で、何を大切にしているのかさえ理解してもらえていない。
それでは、どれほど大きなシステムを利用できても、孤独な婚活になってしまいます。
私が大切にしたいのは、その反対です。
入会していただいた後から、本当のお付き合いが始まる。
そう考えています。
結婚相談所選びで大切なのは「誰に任せるか」
結婚相談所を比較するとき、多くの方が最初に見るのは数字です。
会員数。
料金。
紹介人数。
成婚実績。
加盟しているネットワーク。
もちろん、どれも大切です。
出会いの母数がなければ始まりませんし、利用するシステムによって活動の幅も変わります。
しかし、数字だけでは分からないものがあります。
それが、
「あなたの婚活を、誰が一緒に考えてくれるのか」
ということです。
たとえば、同じプロフィールを見ても、カウンセラーによって感じ方は違います。
年齢、職業、年収、学歴、居住地。
条件だけを見れば、とても良いお相手に見える。
しかし、その会員様をよく知っていれば、
「条件は合っているけれど、この二人は価値観が少し違うかもしれない」
と感じることがあります。
逆もあります。
検索条件だけなら、少し外れている。
けれど、
「この方とは、一度お会いしてみてほしい」
と思うことがあります。
なぜなら、長く会員様と接していると、その方がプロフィールには書いていない部分まで少しずつ見えてくるからです。
どんな話をしている時に笑顔になるのか。
何を大切にしているのか。
どんな言葉に傷つくのか。
どのような人生を歩んできたのか。
結婚後、どんな毎日を望んでいるのか。
そうしたものを知った上で考える「相性」と、検索条件だけで出てきた「一致」は、同じではありません。
AIやシステムが進化しても、人にしかできないことがある
今は婚活にもAIが使われる時代になりました。
条件や価値観などのデータから相性を分析し、自分では探さなかったお相手を提案してくれる仕組みもあります。
これは素晴らしい進化だと思います。
M’sブライダルでも、AIを活用した出会いを取り入れています。
ただ、私はAIやシステムが進化すればするほど、逆に「人が介在する意味」も大きくなると考えています。
AIは条件を分析できます。
しかし、
昨日のお見合いで少し自信をなくしている人に、
「今回の結果だけで自分の価値を決めなくて大丈夫ですよ」
と声をかけることは、人の役割です。
プロフィールでは候補から外していた相手について、
「条件だけを見ると少し違いますが、この方は一度会ってみてもいいと思います」
と背中を押すのも、人の役割です。
交際中に、
「嫌いではないけれど、結婚相手として決めていいのか分からない」
と悩んでいる時、一緒に気持ちを整理するのも人です。
婚活は、データだけで完結するものではありません。
最後は、人と人が向き合うものだからです。
「条件がいい人」と「幸せになれる人」は、必ずしも同じではない
婚活を始めると、多くの方が条件を考えます。
年齢。
年収。
職業。
学歴。
身長。
居住地。
婚歴。
家族構成。
もちろん、希望を持つことは悪いことではありません。
人生を共にする相手ですから、譲れない条件があるのは当然です。
しかし、長くこの仕事をしていると、何度も目にすることがあります。
プロフィールを見た瞬間、
「この人は理想です」
と思ったのに、実際に会ってみると心が動かない。
反対に、
「最初はそこまで期待していませんでした」
という相手と話してみたら、驚くほど自然に会話が続く。
気を遣わない。
沈黙になっても苦しくない。
また会いたいと思う。
そんなことが本当にあります。
結婚生活は、プロフィールを眺めながら送るものではありません。
朝起きた時。
食事をする時。
疲れて帰宅した時。
体調を崩した時。
旅行に出掛けた時。
何か問題が起きた時。
そんな日常を、一緒に過ごしていくものです。
だから、
「条件の良い人を見つけること」と「自分が幸せになれる人を見つけること」は、必ずしも同じではありません。
私はそこを、婚活では忘れてほしくないと思っています。
条件を下げるのではなく、「条件の意味」を考える
婚活がうまく進まない時、
「もっと条件を下げた方がいいですか?」
と聞かれることがあります。
私は、単純に「下げればいい」とは思いません。
大切なのは、
なぜ、その条件を求めているのか。
そこを考えることです。
たとえば「年収1,000万円以上」という希望があったとします。
なぜ1,000万円なのでしょう。
豊かな生活をしたいからなのか。
老後への不安があるからなのか。
自分と同じ生活水準を望んでいるからなのか。
仕事に対する価値観が近い人を求めているからなのか。
理由によって、本当に必要な条件は変わります。
「都内在住」を希望している場合も同じです。
単純に住所が東京都であることが重要なのか。
それとも、結婚後も今の仕事を続けたいから通勤圏を重視しているのか。
家族の近くにいたいのか。
生活環境を変えたくないのか。
条件の奥にある「本当の希望」が分かれば、出会いの可能性を不必要に狭めずに済むことがあります。
これも、人と話すからこそ見えてくる部分だと思います。
婚活で苦しくなるのは「断られた時」だけではない
婚活では、お断りされることがあります。
これは避けられません。
どれだけ魅力的な方でも、すべてのお相手から選ばれるわけではありません。
しかし、本当に苦しくなるのは、断られたことそのものより、
「なぜ断られたのか分からないまま、自分だけで答えを探し続けること」
なのかもしれません。
「年齢のせい?」
「見た目?」
「年収?」
「会話がつまらなかった?」
「自分には魅力がないのでは?」
一度のお断りから、自分自身を否定するところまで考えてしまう方もいます。
でも、お見合いが成立しなかった理由は一つとは限りません。
相手がすでに別の方との交際を進めていることもあります。
タイミングが合わないこともあります。
希望年齢が違うこともあります。
距離の問題かもしれません。
単純に、相手の好みと違っただけかもしれません。
だから私は、一つひとつの結果だけを見て、自分の価値まで決めてほしくありません。
婚活では、選ばれることもあれば、選ばれないこともあります。
そして、自分自身も誰かを選び、時にはお断りします。
それは「人間としての優劣」ではありません。
ご縁が合うかどうかです。
婚活は「短距離走」ではありません
カウンセリングでは、
「何か月くらいで結婚できますか?」
「何人くらい会えば決まりますか?」
と聞かれることがあります。
気になるお気持ちはよく分かります。
婚活を始める以上、できれば早く良い結果を出したいでしょう。
しかし、私は「○か月で必ず決まります」とは言いません。
なぜなら、結婚には必ずお相手がいるからです。
こちらが希望しても、お相手のお気持ちがあります。
10人に会っても決まらないことがあります。
20人に申し込んでも、お見合いにならない時期もあります。
反対に、最初に会った一人が生涯のパートナーになることもあります。
だから婚活は、人数を競うゲームではありません。
私は、
「何人と会ったか」より、「誰と出会えたか」
の方がはるかに大切だと思っています。
たった一人との出会いで、人生は大きく変わります。
その一人に出会うために活動するのが婚活です。
焦らせることが、サポートではない
婚活には、タイミングがあります。
積極的に動いた方がいい時もあります。
少し条件を広げた方がいい時もあります。
写真を変えた方がいい時もあります。
自己PRを書き直した方がいい時もあります。
一方で、少し休んだ方がいい時もあります。
仕事が忙しい。
家族のことで気持ちに余裕がない。
何人かと続けて会って疲れてしまった。
そんな時まで、
「もっと申し込みましょう」
「早く決めましょう」
と言い続けることが、本当に良いサポートなのでしょうか。
私はそうは思いません。
時には、
「今は少し立ち止まりましょう」
と伝えることも必要です。
反対に、ご本人が迷っていても、
「この方とは一度お会いしてみませんか」
と背中を押すこともあります。
大切なのは、ただ活動量を増やすことではありません。
その方が今どのような状態なのかを見ながら、必要な時に必要な言葉を届けることです。
私が「営業しない」のではなく、先に婚活の話をしたい理由
今回、
「営業的な説明が少なかった」
と言っていただきました。
私自身は、「営業をしないこと」を特別な売りにしているつもりはありません。
必要なサービス内容や料金は、もちろんきちんとご説明します。
ただ、それより先に知りたいことがあります。
「なぜ結婚したいと思われたのですか?」
「どんな方と一緒にいると幸せだと思いますか?」
「これまでの婚活で、何が一番難しかったですか?」
「これからどんな人生を送りたいですか?」
こちらを先に聞きたいのです。
なぜなら、その方のことを知らないまま、
「このコースがおすすめです」
とは、本来言えないと思うからです。
年齢も違います。
仕事も違います。
人生経験も違います。
結婚歴も違います。
求める結婚も違います。
一人ひとり違うのに、同じ説明だけをして終わるのであれば、カウンセリングをする意味がありません。
まず、その方を知る。
その上で、何ができるのかを考える。
私はその順番を大切にしています。
「この人なら話せる」と思えるかどうか
結婚相談所を探している方 に、ぜひ一つ覚えておいていただきたいことがあります。
相談所を比較するとき、料金表や会員数だけで決めなくてもいいということです。
実際に担当する人と話してみてください。
そして、自分自身に問いかけてみてください。
「この人になら、本当のことを話せるだろうか」
婚活では、格好の良い話だけをするわけではありません。
誰にも言えなかった悩み。
年齢への不安。
過去の恋愛。
離婚経験。
家族の問題。
お金のこと。
将来への不安。
時には、
「本当は、こんな条件を望んでいます」
ということもあるでしょう。
それを言った時に、頭ごなしに否定するのではなく、
「なぜそう思うのですか?」
と聞いてくれる人なのか。
難しい希望であれば、ただ「大丈夫です」と期待を持たせるのではなく、現実もきちんと伝えてくれる人なのか。
そして、その上で一緒に方法を考えてくれる人なのか。
私は、そこがとても大切だと思います。
「何でも叶います」とは言いません
婚活の相談を受けていると、時にはかなり高い希望条件を伺うこともあります。
その時、
「大丈夫です。必ず見つかります」
と言えば、入会にはつながりやすいかもしれません。
でも、私はそれが誠実だとは思いません。
難しいものは、難しいとお伝えすることがあります。
ただし、
「難しい」と「無理」は同じではありません。
希望を伺いながら、
どこが本当に譲れないのか。
どこなら少し幅を持たせられるのか。
今のプロフィールで魅力が十分伝わっているのか。
申し込み方を変えるべきなのか。
紹介の方向性を変えるべきなのか。
一つずつ考えていきます。
耳触りの良い言葉だけを伝えることより、現実を見ながら一緒に可能性を探すこと。
それが、長い目で見れば会員様のためになると考えています。
成婚まで「一緒に考える人」でありたい
今回ご入会くださった女性にも、これからさまざまな出会いがあると思います。
素敵だと思える方に出会うかもしれません。
思ったように進まない時もあるかもしれません。
お見合いを申し込んでも成立せず、落ち込むこともあるでしょう。
反対に、思いがけない方からお申し込みをいただき、
「会ってみようかな」
と思うこともあるかもしれません。
交際が始まれば、また別の悩みが生まれます。
「このまま進んでいいのでしょうか」
「相手は私をどう思っているのでしょうか」
「結婚について、いつ話せばいいでしょうか」
そのたびに、一緒に考えていきたいと思っています。
何でも代わりに決めるのではありません。
結婚するのは会員様ご本人だからです。
しかし、一人では見えなくなってしまった時に、少し違う角度から一緒に考える。
迷った時には整理する。
必要な時には背中を押す。
違うと思えば、立ち止まることも勧める。
私は、そんな存在でありたいと思っています。
結婚相談所選びも、一つの「ご縁」です
世の中にはたくさんの結婚相談所があります。
大手には大手の良さがあります。
地域密着型には地域密着型の良さがあります。
オンライン中心の相談所にもメリットがあります。
そして、私たちのような相談所にも、私たちなりの役割があります。
どこが絶対に一番良い、という話ではありません。
大切なのは、
自分に合っているかどうか。
婚活相手との相性があるように、相談所やカウンセラーとの間にも相性があります。
だから、何社か話を聞いてみることも決して悪いことではありません。
比較していいと思います。
その上で、
「ここなら安心して話せる」
「この人なら、自分の希望だけでなく弱い部分も話せそう」
「良いことだけでなく、必要なことをきちんと言ってくれそう」
そう思える場所を選んでください。
最後に――「営業されなかったから、ここに決めました」
今回いただいた、
「営業的な説明が少なかったことと、宮﨑さんから直接婚活のサポートを受けられることに安心感を感じました」
という言葉。
私は、この言葉をこれからも大切にしたいと思っています。
結婚相談所の仕事は、商品を売って終わる仕事ではありません。
その先にある一人の人生に関わる仕事です。
だからこそ、私はまず話を聞きたい。
どんな人生を歩んできたのか。
なぜ今、結婚を考えているのか。
どんな人に惹かれるのか。
何を大切にして暮らしたいのか。
そして、
「どんな人生なら、この人は幸せだと思えるのだろう」
そこから一緒に考えていきたいと思っています。
婚活を始めることに、遅すぎるということはありません。
一度婚活をしてうまくいかなかった方も。
アプリに疲れてしまった方も。
結婚相談所で思うような結果が出なかった方も。
しばらく恋愛から離れていた方も。
「もう一度、誰かと人生を歩んでみたい」
そう思った時が、新しい一歩を考えるタイミングなのかもしれません。
ただし、焦って決める必要はありません。
まずは、自分がこれからどんな人生を送りたいのかを話してみる。
そこからで十分です。
結婚相談所を選ぶ時には、料金を比べてください。
会員数も比べてください。
サービス内容も、システムも、紹介方法も確認してください。
そして最後に、もう一つだけ比べてみてください。
「この人になら、自分の人生の相談ができるだろうか」
ということを。
結婚相手を探す婚活だからこそ、
その婚活を誰に任せるかも、大切な選択です。
婚活は、一人で頑張り続ける必要はありません。
うまくいかない時に一緒に考える人がいる。
迷った時に相談できる人がいる。
そして良いご縁に出会った時には、一緒に喜んでくれる人がいる。
そんな環境で婚活をすることも、一つの選択肢だと思います。
「この人と出会えて、本当によかった」
いつかそう思えるたった一人とのご縁のために。
M’sブライダルジャパンは、入会していただくことだけを目的にするのではなく、その先にあるご縁と人生を見つめながら、一人ひとりの婚活に向き合ってまいります。
あなたの未来を一緒に考えてくれる人との出会い。
それもまた、幸せな結婚へ向かう大切な第一歩なのだと思います。
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