結婚相手を選ぶとき、意外と気になるのが**「育った環境の違い」「学歴の違い」「家庭環境の違い」**です。
本人同士は好き合っていても、
「相手の家とは家庭環境が違いすぎる」
「学歴が釣り合わない」
「価値観が違うのではないか」
「結婚したら苦労するのでは?」
と、ご両親から結婚を反対されるケースもあります。
では、育った環境や学歴が違う相手との結婚はうまくいかないのでしょうか。
結論から言えば、環境や学歴が違うこと自体が、結婚生活がうまくいかない原因になるわけではありません。
大切なのは、その違いを二人がどう受け止め、結婚後にどう向き合えるかです。
◍親が特に反対していない場合
親御さんが二人の結婚に特に反対していないのであれば、育った環境や学歴の違いを必要以上に気にする必要はありません。
学歴が同じだから価値観が合うとは限りませんし、同じような家庭で育ったから結婚生活がうまくいくとも限りません。
結婚生活で重要なのは、
・金銭感覚
・仕事に対する考え方
・家事や育児についての考え方
・家族との付き合い方
・生活水準
・問題が起きたときに話し合えるか
・相手を尊重できるか
といった、実際の生活に直結する価値観です。
たとえば、一方が裕福な家庭で育ち、もう一方が堅実な家庭で育っていたとしても、
「何にお金を使うのか」
「どのくらい貯蓄したいのか」
「どんな生活を送りたいのか」
について二人で話し合い、折り合いをつけることができれば問題ありません。
むしろ違う環境で育ったからこそ、自分にはなかった考え方を知り、お互いの世界が広がることもあります。
違いがあることより、違いを話し合えないことのほうが結婚では問題になります。
◍親から結婚を反対されている場合
少し慎重に考えたいのが、本人同士ではなくどちらかの親が、育った環境や学歴の違いを理由に強く結婚を反対している場合です。
ここで重要なのは、
「親が反対しているから結婚をやめるべきか」ではありません。
見るべきなのは、結婚相手がその状況でどんな態度を取る人なのかです。
「親が反対しているから仕方ない」
と親の意見に流されてしまう人なのか。
それとも、
「親の気持ちは理解する。でも結婚するのは自分だから、自分で決める」
と、自分の人生に責任を持てる人なのか。
ここには大きな違いがあります。
結婚後にも、
住む場所
仕事
妊娠・出産
子育て
教育
住宅購入
親との付き合い
介護
など、夫婦で決めなければならないことはたくさんあります。
そのたびに親の意見が入り、パートナーより親を優先する人であれば、結婚後も同じ問題が繰り返される可能性があります。
逆に、親から反対されていても、
「自分たちの生活については二人で決める」
「親の意見と夫婦の問題を分ける」
「あなたを一人で矢面に立たせない」
という姿勢を見せてくれる相手なら、二人で家庭を築いていける可能性は十分あります。
◍「親に認めてもらうこと」を結婚の条件にしすぎない
もちろん、できれば双方の家族から祝福されて結婚したいものです。
しかし、親が反対しているからといって、その親の判断が必ず正しいとは限りません。
特に、
「大学名が気に入らない」
「家柄が違う」
「家庭環境が釣り合わない」
「もっと条件の良い人がいる」
といった理由だけで反対されているのであれば、一度冷静に考える必要があります。
親が結婚生活をするわけではありません。
実際に何十年も一緒に生活するのは二人です。
大切なのは世間から見た「釣り合い」よりも、
この人と安心して暮らせるか。
困ったときに話し合えるか。
お互いを尊重できるか。
二人で問題を乗り越えられるか。
という部分です。
◍ただし親の反対理由には一度耳を傾ける
だからといって、親の反対をすべて無視すればいいというわけでもありません。
恋愛中は相手を好きな気持ちが強く、見えなくなっている部分もあります。
親が、
借金
金銭問題
仕事が極端に不安定
暴力的な言動
依存症
重大な嘘
家族間の深刻なトラブル
など、結婚生活そのものに関わる具体的な問題を心配しているのであれば、一度立ち止まって確認することも必要です。
「親が反対しているから別れる」
でもなく、
「好きだから親の言うことは全部無視する」
でもありません。
反対の理由が単なる条件や価値観なのか、それとも結婚生活に現実的なリスクがあるのか。
そこを分けて考えることが大切です。
◍育った環境の違いより「二人で新しい家庭を作れるか」
結婚は、それぞれが育った家庭をそのまま持ち込むものではありません。
二人で新しい家庭を作っていくものです。
育った環境も違う。
学歴も違う。
家族の考え方も違う。
それでも、
「私の家ではこうだった」
「あなたの家ではそうだったんだね」
「じゃあ私たちはどうする?」
と話し合える二人なら、違いは大きな問題にはなりません。
反対に、
「普通はこうするもの」
「うちの家ではこれが当たり前」
「親がそう言っているから」
と、自分の家庭の価値観だけを押しつけてしまえば、似た環境で育った二人でも結婚生活は苦しくなります。
結婚相手を見るときに大切なのは、育った環境が同じかどうかではなく、違いがあったときに一緒に考えられる相手かどうか。
そして親から反対されたときには、相手が**「親の子ども」ではなく「あなたの人生のパートナー」として行動できる人なのか**をよく見てください。
結婚生活を支えるのは、肩書きや学歴、家柄ではありません。
最後に大切になるのは、二人の価値観と信頼関係、そして二人で自分たちの家庭を作っていく覚悟です。
