「彼の年収じゃ、結婚後の生活が不安です」
婚活をしている女性から、こんな言葉を聞くことがあります。
結婚相手を選ぶうえで、男性の年収を気にすること自体は決しておかしなことではありません。
結婚すれば、家賃や住宅ローン、生活費、教育費、老後資金など、お金は現実的な問題として避けて通れないからです。
でも、ここで一度考えてみてほしいことがあります。
「結婚後の生活費は、彼の年収だけでまかなうもの」
そんな前提になっていませんか?
■「男性の年収」ではなく「世帯年収」で考える時代
今は共働きが当たり前になりつつあります。
結婚後の生活水準を考えるときも、
「夫がいくら稼いでいるか」
だけではなく、
「夫婦2人で、どのくらいの世帯年収を作れるのか」
という視点がとても大切です。
たとえば男性の年収が600万円、女性の年収が450万円なら、世帯年収は1050万円。
男性一人に1000万円以上の年収を求めなくても、2人で働けば世帯年収1000万円を超える家庭を作ることはできます。
成婚カップルの81%が世帯年収1000万円を超えるというデータを見ても、これからの結婚生活では「一人の収入」ではなく「二人の収入」で考えることが重要になっていると言えるでしょう。
■「年収1000万円以上の男性」を探すだけが婚活ではない
「今の生活水準を落としたくない」
「子どもができても余裕のある生活をしたい」
「旅行や外食も楽しみたい」
そう考えることは悪いことではありません。
問題は、その生活を実現する責任をすべて男性側に求めてしまうことです。
自分が望む生活水準が高くなればなるほど、
「その生活を実現できる男性を探す」
だけではなく、
「私はその生活を実現するために何ができるだろう?」
という視点も必要になります。
婚活では、相手に求める条件ばかりが増えてしまうことがあります。
年収、学歴、職業、身長、見た目、住んでいる場所、家族構成……。
でも結婚は、条件のいい男性を見つけて生活を支えてもらうためのものではありません。
2人で人生を作っていくパートナーシップです。
■男性も「一緒に支え合える女性」を見ています
女性が男性の年収を見ているように、男性側も女性を見ています。
もちろん、女性の年収だけで結婚相手を決める男性ばかりではありません。
それでも、
「結婚したら自分だけが家計を背負うのだろうか」
「住宅費も教育費も老後資金も全部自分なのか」
と感じれば、男性だって結婚に不安を感じます。
特に今の婚活では、
「自分の収入に乗ってくる人」ではなく、「一緒に生活を作っていける人」
を求める男性は少なくありません。
これは単純に「女性も働くべき」という話ではありません。
妊娠・出産・育児、親の介護、病気などによって、夫婦どちらかが一時的に働けなくなることもあります。
だからこそ大切なのは、
「あなたが稼いで」「私が稼いで」ではなく、その時々で夫婦がどう支え合うか。
この考え方です。
■婚活で本当に見るべきなのは「現在の年収」だけではない
結婚相手を見るとき、現在の年収だけで判断してしまうのは少しもったいないかもしれません。
大切なのは、
・安定して働く力があるか
・仕事に対して責任感があるか
・浪費や借金など大きな金銭問題がないか
・夫婦でお金について話し合えるか
・家事や育児を一緒に担う意識があるか
・将来について現実的に考えられるか
こうした部分です。
年収が高くても浪費が激しければ、豊かな結婚生活になるとは限りません。
反対に、現在の年収が突出して高くなくても、共働きで協力し、きちんと資産形成のできる夫婦なら、安定した家庭を築くことは十分可能です。
「この男性はいくら稼いでいるのか」だけではなく、「この人となら、どんな家庭を作れるのか」。
そこまで考えられるようになると、婚活で見るべき相手の姿は大きく変わってきます。
■「彼の年収じゃ生活できない」と思ったときに考えてほしいこと
もし婚活中、
「いい人なんだけど、彼の年収じゃ生活できない」
と思ったら、一度計算してみてください。
彼の年収だけではなく、あなたの収入を合わせた世帯年収で。
そして、
「私は結婚相手に何を求めているのか」
「どんな生活を送りたいのか」
「その生活を実現するために、自分は何を提供できるのか」
まで考えてみてください。
結婚相手は、自分の希望する生活を用意してくれる人ではありません。
一緒に働き、一緒に考え、一緒に暮らしを作っていくパートナーです。
男性の年収だけを見て「この人では生活できない」と判断してしまえば、本当は相性のいい相手を自分から手放してしまうこともあります。
これからの婚活では、**「相手の年収」だけではなく「2人の世帯年収」、そして「2人でどんな人生を作れるか」**という視点を持ってみてください。
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「いい人がいない」で終わらせる前に、相手を見る基準、そして自分自身の結婚観を少し変えてみると、婚活の景色も変わってくるかもしれません。
