「初めて会ったのに、初めて会ったような気がしなかったんです。」
成婚された女性が、お相手との出会いを振り返って話してくれました。
婚活では、初対面の人と会うと、どうしても緊張します。
「ちゃんと話せるかな」
「自分と合う人なのかな」
「結婚相手として考えられるかな」
そんなことを考えながら、少しずつ相手を知っていくのが一般的です。
ところが、お二人の場合は少し違いました。
共通点が多く、自然に距離が縮まった
お二人は、仕事の環境が似ていて、住んでいる地域も同じでした。
話をしていくと、仕事のことや日々の生活など、共通する部分が次々と見つかりました。
そのため、会話も自然。
無理に話題を探さなくても話が続き、一緒にいても肩に力が入らない。
「なんだか昔から知っているような感じがする」
そんな安心感が、初めの頃からあったそうです。
婚活では、条件が合うかどうかを一生懸命考えがちですが、実際に会ってみなければ分からないものがあります。
一緒にいて自然でいられるか。
安心して話せるか。
こうした感覚も、結婚相手を選ぶうえで大切なポイントです。
でも、結婚を決めることは簡単ではなかった
交際は順調に進みました。
それでも、彼女には迷いがありました。
それは、もともと「自分で決断することが苦手」だったこと。
「この人でいいのかな」
「本当に決めてしまって大丈夫かな」
結婚という大きな決断だからこそ、慎重になるのは当然です。
だからこそ、交際中は二人の関係を一緒に振り返りながら、彼女が何に迷っているのか、結婚するうえで確認しておきたいことは何なのかを整理していきました。
そして最後の一歩を踏み出すとき、私からも背中を押しました。
「背中を押してもらってよかった」
交際が始まってから約4か月。
お二人は結婚を決めました。
その後、彼女から、
「背中を押してもらって、本当によかったです。」
という言葉をいただきました。
この言葉は、カウンセラーとしてとても心に残っています。
もちろん、結婚を決めたのはお二人自身です。
私たちが代わりに答えを出すことはできません。
ただ、迷って前に進めなくなったときに、一緒に気持ちを整理する。
本人だけでは見えにくくなっていることを、少し離れたところから客観的に伝える。
そして、必要なときには「大丈夫ですよ」と背中を押す。
それも、結婚相談所の大切な役割だと思っています。
大切なのは、早さより「納得して決めること」
出会って4か月でのご成婚。
数字だけを見ると「スピード結婚」と感じるかもしれません。
でも、このお二人にとって大切だったのは、早く決めたことではありません。
お互いに自然体でいられたこと。
共通点が多く、安心して関係を深められたこと。
そして、迷いながらも自分たちの答えを見つけられたこと。
婚活に「何か月で結婚すれば正解」という答えはありません。
大切なのは、迷ったときに一人で抱え込まず、必要なことを確認しながら、自分が納得できる決断をすること。
お二人がこれからも、出会ったときに感じた安心感を大切にしながら、笑顔の多い家庭を築いていかれることを願っています。
