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「いい人だけど好きになれない」婚活で迷った時、すぐに答えを出さなくてもいい理由

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「いい人だけど好きになれない」婚活で迷った時、すぐに答えを出さなくてもいい理由

婚活のサポートをしていると、

「とてもいい人なんです。でも、好きになれないんです」

というご相談をいただくことがあります。

優しい。
誠実に向き合ってくれる。
希望していた条件にも合っている。
これといって嫌なところもない。

それなのに、なぜか「好き」という気持ちになれない。

すると、

「こんなにいい方なのに好きになれない私がおかしいのでしょうか」
「このまま交際を続けるのは、お相手に失礼でしょうか」
「早くお断りした方がいいのでしょうか」

と悩んでしまう方もいらっしゃいます。

でも私は、そんな時にすぐ「好きか、好きではないか」の二択で答えを出さなくてもいいと思っています。

なぜなら、

「まだ好きではない」ことと、
「この人を好きになることはない」ことは、同じではないからです。

今回は、「いい人だけど好きになれない」と迷った時に、自分の気持ちを整理するための考え方についてお話しします。

婚活では、気持ちより先に「結婚相手としてどうか」を考えてしまう

結婚相談所での出会いは、自然な恋愛とは少し違います。

プロフィールを見てお見合いをし、お互いが「もう一度会ってみたい」と思えば交際へ進みます。

最初から「結婚を考えるお相手」として出会うため、まだお互いのことをよく知らない段階でも、

「この人を好きになれるかな」
「結婚相手としてどうだろう」

と考えます。

そのため、気持ちが育つより先に「答えを出さなくては」と思ってしまうことがあります。

過去の恋愛と比べて、

「以前はもっとドキドキした」
「もっと会いたいと思った」
「今回はそこまで気持ちが動かない」

と不安になる方もいます。

でも、人を好きになるまでの時間や気持ちの育ち方は、毎回同じではありません。

結婚相談所での出会いでは、

「話しやすい」
「安心する」
「誠実な人だと思う」

そんな穏やかな感覚から関係が始まることもあります。

「ドキドキしない=相性が悪い」とは限りません

恋愛というと、

「会いたくて仕方がない」
「相手のことばかり考えてしまう」

といった強い感情を「好き」の基準にすることがあります。

もちろん、そのような恋愛感情も大切です。

ただ、結婚生活は、特別なデートだけでできているわけではありません。

一緒に食事をする。
仕事から帰って今日の出来事を話す。
疲れている日は静かに過ごす。
体調が悪い時には支え合う。

意見が違えば話し合う。

そんな何気ない毎日の積み重ねです。

だから結婚相手を考える時には、

ドキドキするかどうかだけではなく、安心して一緒にいられるか

という視点も大切です。

ただし、これは「ドキドキしない人なら結婚相手に向いている」という意味ではありません。

恋愛感情がないことを我慢する必要もありません。

大切なのは、ドキドキしないという一つの理由だけで、ご縁のすべてを判断しないことだと思います。

「好きになれない」を、もう少し細かく見てみる

一言で「好きになれない」と言っても、その中身は人によって違います。

たとえば、

「嫌ではないけれど、まだ気持ちが分からない」

のであれば、もう少しお相手を知る時間が必要なのかもしれません。

一方、

「条件はいいけれど、一緒にいると疲れる」

のであれば、条件とは別に二人の相性を考える必要があります。

そして、

「会うこと自体がつらい」「連絡が来ることに負担を感じる」「強い違和感がある」

のであれば、「いい人だから」という理由だけで無理に交際を続ける必要はありません。

ここを一緒にしてしまうと、

「好きじゃないからお断りしよう」

あるいは逆に、

「いい人だから、もう少し頑張らなければ」

という二択になってしまいます。

私は、まず自分の「好きになれない」は、どのような気持ちなのかを整理してみることが大切だと思っています。

迷った時に考えてみてほしい3つのこと

「交際を続けるべきか分からない」という時には、私は次のようなことを一緒に考えることがあります。

1.もう一度会ってみたいと思えるか

「好きですか?」と聞かれると答えられなくても、

「もう一度会ってみたいですか?」

なら、今の気持ちが見えやすくなることがあります。

もっと話してみたい。
もう少し相手のことを知りたい。

そう思えるのであれば、今すぐ結論を出さなくてもいいかもしれません。

2.その人といる時の「自分」は心地よいか

私は、ここをとても大切にしています。

相手がどんな人かを見るだけではなく、

その人といる時、自分がどんな自分でいられるか。

無理に良く見せようとしていないか。
自分の意見を言えるか。
自然に笑えるか。
少しずつ弱いところも見せられそうか。

「相手を好きかどうか」だけでは答えが出ない時に、この視点から考えると気持ちが見えてくることがあります。

3.その人との「普通の日常」を想像できるか

デートではなく、結婚後の日常を想像してみます。

朝起きて挨拶をする。
一緒に食事をする。
仕事から帰って話をする。
休日を一緒に過ごす。

その方とそんな毎日を過ごすことを考えた時、

「なんとなく穏やかに暮らせそう」

と思えるでしょうか。

結婚相手を考える時には、恋愛の場面だけではなく、一緒に生活する相手としてどう感じるかという視点も持ってみてほしいと思います。

「いい人」と「自分に合う人」は同じではありません

ここまでお話しすると、

「それなら、いい人であれば何度も会った方がいいのでしょうか」

と思われるかもしれません。

そうではありません。

何度か会っても、また会いたいと思えない。
一緒にいると無理をしてしまう。
どうしても受け入れられない部分がある。

大切にしたい価値観が合わない。

そんな時には、自分の気持ちを大切にしてよいのです。

婚活では、

「こんなにいい人を断ってしまっていいのかな」

と悩むことがあります。

でも、

「いい人」であることと、「自分に合う人」であることは別です。

お相手に悪いところがなくても、自分とは合わないことがあります。

誰かが悪いわけではありません。

だから、

「いい人だから好きにならなくては」

と自分に言い聞かせる必要もないのです。


「好きになれる人」から「一緒に幸せに暮らせる人」という視点へ

婚活が長くなってくると、

「私はどんな人なら好きになれるのだろう」

と考えることがあります。

そんな時こそ、少し問いを変えてみることがあります。

「私は、どんな人となら自分らしく幸せに暮らしていけるだろう?」

どんな家庭をつくりたいのか。
休日をどんなふうに過ごしたいのか。
夫婦でどんな会話をしたいのか。
困った時には、どんなふうに支え合いたいのか。

そこから考えてみると、それまでとは違う「結婚相手として大切にしたいこと」が見えてくることがあります。

私は、こうして今までの婚活や自分の気持ちを整理し、今の自分に合った婚活へ整えていくことを「婚活再設計」と考えています。

「好きになれない」という悩みも、そのお相手との交際を続けるかどうかだけの問題ではありません。

「私はどんな結婚をしたいのだろう」

と考え直す、大切なきっかけになることがあります。

一人で答えが出ない時は、気持ちを言葉にしてみる

「いい人だけど好きになれない」という悩みは、一人で考えていると堂々巡りになりやすいものです。

そんな時、私は会員さんに、

「どんなところが引っかかっていますか?」
「会っている時はどんな気持ちですか?」
「次に会うことが嫌なのですか。それとも、まだ分からないだけでしょうか?」

と伺うことがあります。

話していくうちに、

「好きではないと思っていたけれど、まだ分からないだけだった」

と気づくこともあります。

反対に、

「条件が良いから迷っていただけで、本当はずっと無理をしていた」

と気づくこともあります。

カウンセラーが「続けた方がいい」「お断りした方がいい」と答えを決めるのではありません。

まだ言葉になっていない自分の気持ちを整理して、自分自身が納得できる答えを見つける。

私は、それも結婚相談所の大切なサポートの一つだと思っています。

「いい人だけど好きになれない」

そんな時は、無理に好きになろうとする必要も、急いでご縁を終わらせる必要もありません。

自分が何を感じているのかを、一つずつ丁寧に見てみてください。

その先に、「好きになれる人を探す婚活」だけではない、自分らしい結婚につながる婚活が見えてくることがあります。

グレイスマリッジ広尾
婚活カウンセラー 小西明美