お気に入り一覧 相談所を紹介してもらう

M’s ブライダルジャパン

東京駅八重洲口徒歩3分

婚活は、条件ではなく「人生の温度」を取り戻す作業だと思っています。

投稿日:

婚活は、条件ではなく「人生の温度」を取り戻す作業だと思っています。

結婚相談所で仕事をしていると、
ときどき、胸が詰まるようなやり取りに出会います。

それは、特別な成功談や成婚報告ではありません。
むしろ――
迷い、揺れ、立ち止まりながらも「それでも一人は寂しい」と正直に言葉にしてくださった瞬間です。

先日、ある50代の女性会員様と、何通ものメールを交わしました。

長年仕事を続けてこられ、
一人で生きる強さも、自由も、すでに手にしている方。

それでも、

このままずっと一人でいいのだろうか

でも、無理をして誰かと一緒にいるのも違う

妥協しないと、結婚は難しいのではないか

そんなお気持ちを、少しずつ、少しずつ言葉にしてくださいました。

私はこのようなやり取りこそが、
本当の意味での婚活だと思っています。

「妥協しなければ結婚できない」という思い込み

多くの方が、人生後半の婚活で同じことをおっしゃいます。

「結婚するなら、我慢や妥協は必要ですよね」
「理想を下げないと、もう無理ですよね」

でも、私ははっきりお伝えしています。

妥協しなくていい。無理をしなくていい。

なぜなら、
妥協や我慢の上に成り立つ結婚は、
時間が経つほど苦しくなるからです。

若い頃なら勢いや忍耐で乗り切れたことも、
人生後半では、心と身体に正直に表れます。

大人の結婚に必要なのは、
「合わせる力」ではなく、
「無理をしなくても一緒にいられる関係」です。

プロフィールでは、人はわからない

その方は、こんな不安も打ち明けてくださいました。

運動が趣味の方が多くて、自分とは合わない気がする

一人暮らしが長く、生活リズムを合わせられるか不安

お酒のこと、家族のこと、気になる点が多い

とても自然な感情です。

婚活では、どうしてもプロフィールの文字が一人歩きします。

「毎日ジムに通っています」
「ウォーキングが日課です」

それを見て、
「自分には無理かもしれない」
と感じる方も多いでしょう。

でも、私はいつもこうお伝えします。

プロフィールは、その人の“断片”であって、人生そのものではありません。

運動が習慣でも、
相手にそれを求めていない方はたくさんいます。

お酒を飲まなくても、
一緒の時間を楽しむ方法を知っている方もいます。

大切なのは、
「同じことをしているか」ではなく、
「違いをどう受け止め合えるか」です。

一度失敗したからこそ、慎重になる

その方は、こうもおっしゃっていました。

「一度失敗しているので、二度目は絶対に失敗したくない」
「だから、相手選びがとても慎重になってしまいます」

私は、この言葉に深い誠実さを感じました。

軽く考えていない。
勢いで決めたくない。
人生を、ちゃんと大切にしたい。

それは“臆病さ”ではありません。
成熟した大人の感覚です。

婚活市場では、ときに
「決断が遅い」
「慎重すぎる」
と言われることもあります。

でも、私は逆だと思っています。

人生後半の結婚ほど、
慎重であるべきです。

「一緒に決めていく」という婚活

実際に、その方は最近、別の出会いの場で初対面の方とお会いになりました。

「完璧ではないけれど、話しやすかった」
「まだ分からないけれど、悪い印象ではなかった」

その率直な感想を聞いて、私はとても良い兆しだと感じました。

婚活は、

一目で決める

条件で切る

ものではありません。

少し話してみて、少し感じてみて、また考える。

その繰り返しです。

そして、そのプロセスを
一人で抱えなくていい。

私は、
「自分で全部決めなければならない婚活」
をおすすめしていません。

一緒に整理し、一緒に考え、一緒に決めていく。

それが、私のスタンスです。

結婚相談所は「人生を 軽く扱わない場所」でありたい

その方から、最後にこんな言葉をいただきました。

「宮崎さんに相談しながら、無理をしないで一緒にいられる方とご縁があったら嬉しいです」

私は、この言葉をいただくたびに、背筋が伸びます。

結婚相談所は、
出会いを提供する場所ではありません。

人生を、雑に扱わない場所であるべきだと考えています。

条件や効率だけで人を動かすことは、簡単です。
でも、それでは長く続く幸せにはつながりません。

最後に

もし今、

一人は寂しい

でも無理はしたくない

誰かに気持ちを整理してほしい

そう感じているなら。

それは、婚活が向いていないのではなく、
「ちゃんとした環境」が必要なだけです。

人生後半の婚活は、
もう一度結婚できるか、ではありません。

もう一度、穏やかに生きられるか。

私は、その問いに
一緒に向き合い続ける相談所でありたいと思っています。