好きから始まる婚活は本当にうまくいくのか?
婚活では、「好きになってから交際したい」「まずは恋愛感情がないと始められない」という声は多く聞かれます。
しかし、結婚相談所での活動は“恋愛のスタートの仕方”が通常の恋愛とは異なるため、「好き」だけを軸にすると活動が進まなくなることが多いのも現実です。
ここでは「好きから始まる婚活」を、理想と現実の両面から整理します。
🍀 好きから始まる婚活の“理想”
一般的な恋愛では、・外見の好み・価値観の一致・話していて楽しいといった要素が揃い、感情が高まって「好き」が生まれます。
その結果、・距離が自然に縮まる・お互いに努力できる・前向きな関係に進みやすいなどメリットが多いのは確かです。
🍀 しかし、婚活の現実は“好き”が最初に生まれにくい
結婚相談所での出会いは、次のような特徴があります。
初対面は「お見合い」という形式
プロフィール情報が先に入る
お互いに条件や将来像を意識しながら会う
関係の進め方にルールがある
このように、感情より理性が先に働く場面が多いため、最初から“恋愛的な好き”が自然発生するケースは決して多くありません。
実際、相談所のデータでも結婚したカップルの約7〜8割が「初対面のときは普通・可もなく不可もなく」という印象から始まっています。
🍀 「好き」がないと始められない人がつまずきやすい理由
心理的にも実務的にも、以下のような課題が生じます。
① 判断が感情に偏りすぎる
「好きじゃないから交際しない」「ときめかないから終了」など、判断基準が狭くなり、出会える人数が極端に減ります。
② 早期撤退が増える
少しでも気になる点があると、「この人は違う」と感じやすく、関係が育つ前に終わってしまうことが多い。
③ 感情の“ピーク”が続かない
恋愛の「最初の盛り上がり」は平均3か月と言われます。婚活でそのピーク頼みにすると、落ち着いたときにギャップが出やすい。
🍀 結婚カップルの多くは“好き”が後から育つ
相談所で成婚した多くの方に聞くと共通しているのが、
「最初は淡々としていたけど、一緒に過ごす中で自然に好きになった」
という声。
理由は明確で、結婚は生活を共にする相手を探すものだからです。
誠実さ
対話のしやすさ
安定した態度
ストレスのない距離感
“自分らしさ”でいられるか
これらは、短時間では判断できず、数回のデートでじわじわ積み重なるもの。つまり、“関係性の中で好きが育つ”のが結婚型の恋愛の特徴です。
🍀 婚活における「好き」は2種類ある
婚活では、次のように分けて考えるとスムーズです。
① 恋愛的な「好き」
ときめき・高揚感・気持ちの盛り上がり。 → 会ってすぐに生まれやすいが、持続しにくい。
② 結婚的な「好き」
安心感・信頼感・心地よさ。 → 初対面ではわかりにくいが、続くほど強まる。
多くの成婚者は、②を育てながら結婚に至っています。
🍀 現実を踏まえた“好きから始まる婚活”の進め方
好きが大事なのは正しい!ただし、それを最初から求めすぎるとチャンスが狭くなるため、次の姿勢が効果的です。
● 1回目でときめかなくても続けてみる
「普通」から始まる結婚は珍しくありません。
● 感情より“相性のよさ”で判断する
会話のテンポ、居心地、価値観の近さなど。
● 自分が心を開ける相手か観察する
恋愛的な刺激より、長期的な安定の方が結婚後の満足度に直結。
● 好きは育つものと理解する
無理に盛り上げる必要もありません。
🌟まとめ ― “好き”は必要。ただし、最初から求めすぎない
結婚は感情だけでも、条件だけでも成立しません!その中間である“好きが育つ関係を作れる相手”を選ぶことが、婚活の成功率を高めます。
もし「好きから始めたい」気持ちが強すぎて婚活が動けない方には、第三者としての仲人が“相性”の観点からサポートすることで、感情と現実のバランスを整えるお手伝いができます。
ITOKOIは少人数制で、お一人おひとりに寄り添ったサポートを大切に考えております
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