結婚したら姓を変えるべき? 夫婦別姓と婚活女性の選択肢
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結婚すると名前が変わる? それって当たり前?
3月8日は「国際女性デー」。世界中で女性の権利や生き方について考える日です。婚活をしている女性にとって、結婚は人生の大きな節目。でも、その結婚によって「姓を変える」ことが当たり前のように求められるのは、果たして自然なことなのでしょうか?
日本では結婚すると、夫婦どちらかの姓に統一しなければなりません。約95%の夫婦が夫の姓を選んでいるのが現実です。私自身、20年以上前に夫の姓を選びましたが、銀行口座や免許証、パスポートなどの名義変更はとにかく面倒でした。さらに、昔の友人は今でも旧姓で私を呼びます。結婚しても名前が変わらない方が、仕事や人間関係がスムーズだったのでは? そんなことを考えたこともあります。
いまや女性も社会で活躍し、結婚や出産を経ても働き続ける時代。夫婦別姓を選べない現行の制度は、時代遅れだと感じる人も増えているのではないでしょうか?
夫婦別姓ってどんな制度? なぜ日本では認められていないの

「夫婦別姓」とは、結婚してもお互いの姓を変えず、それぞれの生まれた姓を名乗り続ける制度です。日本以外の国では、夫婦が別姓を選べるのが一般的。フランスやアメリカでは、そもそも結婚しても自動的に姓が変わることはなく、夫婦別姓が当たり前の選択肢として存在します。
日本では、憲法の「家族のあり方」に関する規定に基づき、夫婦の姓を統一することが求められています。しかし、現代では「姓は個人のアイデンティティの一部」と考える人も多く、法改正を求める声が高まっています。婚活中の女性の中には「結婚したら姓を変えなければいけないのが不安」「仕事上の実績がリセットされるのが嫌」と感じる人もいるでしょう。
結婚と姓の選択肢 〜婚活女性が知っておきたいこと〜
現在の日本の制度では、婚姻届を出す際にどちらかの姓を選ばなければなりません。多くの女性が夫の姓を選ぶのは、慣習や周囲の圧力によるものが大きいのが現状です。
しかし、これから結婚を考える女性には、以下のような選択肢もあります。
1. 夫の姓を選ぶが、旧姓を通称として使い続ける
会社の名刺やSNS、プライベートでは旧姓を使うことで、アイデンティティを保ちつつ、結婚の手続きをスムーズにする方法です。
2. 妻の姓を選ぶ(夫が改姓する)
夫が妻の姓を選ぶケースは少ないですが、夫側の理解があれば可能です。
3. 事実婚を選ぶ(婚姻届を出さない)
法律上の結婚はせず、夫婦としての関係を築く方法。子供が生まれた際の姓や、相続の問題には注意が必要です。
自分らしい結婚を選ぼう!
婚活をしていると、どうしても「結婚すること」がゴールになりがちです。しかし、結婚後の生活も大切。姓の問題も、その一つの要素です。
日本では、夫婦別姓を選ぶことがまだできませんが、時代とともに価値観は変化しています。仕事を続ける女性が増え、結婚後も旧姓を使う人も多くなりました。「結婚したら姓を変えるのが当たり前」と考えず、自分の生き方に合った選択をすることが大切です。
婚活の際には、相手と「結婚後の姓」について話し合ってみましょう。どちらの姓を選ぶか、旧姓をどう扱うか、お互いが納得できる形を考えることが、幸せな結婚生活につながります。
結婚を考えている女性の皆さん、結婚後の生活も見据えて、自分にとってベストな選択をしてくださいね。
もし、真剣に結婚を考えているなら、結婚相談所で価値観の合う相手を見つけるのも一つの方法です。気軽にご相談ください!