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映画『どうすればよかったか?』ネタバレあり|家族の選択と後悔を描くドキュメンタリー

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映画『どうすればよかったか?』ネタバレあり|家族の選択と後悔を描くドキュメンタリー
最近、気になっている映画があります。映画館で何を観ようか迷うことはよくありますが、この作品は特に心に引っかかりました。きっかけは、何気なく見ていた友達のインスタです。『どうすればよかったか?』という映画のタイトルが目に入り、「どんな作品なんだろう?」と興味を持ちました。そこから調べていくうちに、これはぜひ観ておきたい作品だと感じるようになりました。

この映画は、ある家族の20年以上にわたる葛藤を映し出したドキュメンタリーです。監督の藤野知明氏が、自身の姉と両親の姿を記録し続けた作品であり、統合失調症を患った姉と、その治療を拒んだ両親との関係を描いています。

【ネタバレあり】『どうすればよかったか?』のあらすじ

藤野監督の姉は、幼い頃から優秀で、医師を目指して医学部に進学しました。しかし、ある日突然、現実とは思えないことを叫び出すなどの異常行動が見られるようになります。統合失調症が疑われましたが、医師である両親はそれを認めず、精神科の受診を拒否しました。

この状況に疑問を抱いた藤野監督は、何度も両親を説得しようとしますが、結局実家を離れることに。そして、映像制作を学んだ彼は、帰省のたびに家族の姿を記録し始めました。日常の風景を撮影しながら、家族の関係を見つめ続けますが、姉の症状は悪化の一途をたどり、両親は姉を家に閉じ込めるようになります。

それから25年後、ようやく姉は入院し、適切な治療を受けることになりました。驚くべきことに、たった3ヶ月の入院で劇的に回復し、以前のような生き生きとした表情を取り戻します。その変化を目の当たりにした藤野監督は、もっと早く治療を受けさせていれば——と、深い後悔を抱くことになります。

その後、母と姉が亡くなり、藤野監督は父親に「なぜ姉を病院に連れて行かなかったのか」と問いかけます。しかし、父親は「間違いだったとは思わない」と答えました。この言葉は、観客にも「家族の選択とは何か?」を強く問いかけるものとなっています。

私がこの映画を観たいと思った理由

この映画を知ったきっかけは、友達のインスタでした。でも、最初はそこまで深く考えていたわけではなく、「ちょっと気になるな」というくらい。それで調べてみたら、ただのドキュメンタリー映画ではなく、家族の選択と後悔をリアルに描いた作品だとわかりました。

私は結婚相談所を運営しているので、「家族のかたち」というテーマに関心があります。

結婚は、新しい家族をつくること。

そして、夫婦や親子の関係は、一つの選択が長い時間をかけて大きな影響を与えるものです。

『どうすればよかったか?』は、まさにそうした「家族の選択」について考えさせられる映画だと思いました。

札幌では、シアターキノで2月21日まで上映が決定しています。せっかくの機会なので、ぜひ観に行きたいと思っています。

後日、感想をお知らせしたいと思います。

追記

観に行ってきました!!

重たかった・・・

胸が苦しくなった・・・

詳しい感想はこちら

この映画は、家族の選択とその結果をリアルに描いた作品です。「どうすればよかったか?」というタイトルは、家族全員が抱える問いであり、観客にもその問いを投げかけています。

私も家族や結婚について日々考える仕事をしているので、この映画を通じて改めて「家族とは何か?」を考えてみたいと思います。札幌では上映期間が限られているので、気になっている方はぜひ早めにチェックしてみてください。