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カウンセラーとの定期ミーティングを最大限に活用する方法

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カウンセラーとの定期ミーティングを最大限に活用する方法

面談をただの「義務」にしていませんか?

多くの結婚相談所では、担当カウンセラーとの定期的な面談(ミーティング)がサービスの一環として組み込まれています。しかし、あなたはそれを形式的にこなすだけで終わらせてしまってはいませんか?

実は、私自身が婚活をしていた時期、この面談を効果的に使えていませんでした。カウンセラー側からの明確なテーマ提示がなく、「何かあれば尋ねてね」というスタンス。こちらも事前に準備を怠っていたため、結局何も具体的な収穫を得られず、最終的には面談自体を辞退するようになってしまいました。

会員様は「何を相談すべきかわからない」「こんなことを聞いても大丈夫だろうか」という遠慮や戸惑いを抱えがちです。一方で、カウンセラー側は「何か問題があれば会員さんの方から報告があるだろう」と考えてしまいがちです。この認識のズレこそが、実りある面談を阻害する大きな要因だと感じています。

私たちが実践する面談の工夫

この自身の苦い経験を教訓に、私は担当する会員様との定期ミーティングには、必ず具体的な議題(アジェンダ)を事前に設定するように心がけています。

例えば、活動を始めたばかりの方であれば、

  • お見合いの申し込み件数が伸びない要因は何か

  • 希望条件に合致する相手に申し込めない心理的背景は何か

といった明確なテーマに基づいて、活動のプロセスを一緒に振り返ります。もちろん、会員様自身が緊急に話したいトピックがあれば、そちらを最優先事項として扱います。

面談とは、現在の活動状況や会員様の感情という「情報」を整理し、今後の行動計画を具体的に練り上げるための重要なプロセスです。面談後には「次の一歩が明確になった」「話せて心が軽くなった」「感情が整理できた」と感じていただけるよう、私自身も入念な準備をもって臨んでいます。

面談は「心のケア」の時間でもある

婚活では、期待通りに進まないことや、時に心を痛める出来事に遭遇するものです。私自身も活動中は、自己肯定感が大きく損なわれた経験があります。

面談で自分の想いを声に出して言葉にすることで、自分では意識していなかった感情や、真の考えに気づくきっかけになります。また、私のように婚活経験を持つ者であれば、その苦痛に深く共感することが可能です。感情を共有するだけで、気持ちが楽になることも少なくありません。(婚活未経験者には、この辛さが伝わりにくいことが往々にしてあります。)

私は定期ミーティングを、単なる活動の軌道修正の時間としてだけでなく、精神的なサポートを目的とした時間だと位置づけています。

面談を実りあるものにするための推奨準備

会員様ご自身にも、面談をより有効に活用していただくために、簡単な事前の準備をお勧めしています。

  • なぜこの方のお見合いを辞退したのか

  • 仮交際を終了させた具体的な理由

などを、スマートフォンや簡単なノートに記録しておくだけで、大きな違いが生まれます。こうした記録は、面談で話題を深め、ご自身の行動パターンや傾向を客観的に把握する上で役立ちます。

また、婚活では落ち込みや悩みがつきものですから、最低でも月に一度の対話を設けることを推奨します。もし面談の頻度が少ないと感じる場合は、遠慮なくカウンセラーに相談して調整してもらいましょう。悩みを長期間放置すると、婚活そのものへの嫌悪感につながり、モチベーションが著しく低下してしまうからです。

この情報が、あなたの定期面談の活用に役立つことを願っています。対面やオンライン面談でなくても、日々のメッセージのやり取りでも構いません。ご自身の感情や悩みを積極的にカウンセラーと共有してみてください。