「優しい人でした」
「お仕事もしっかりされています」
「お話も合いました」
「特に嫌だと思うところもありません」
――でも、なぜか心が動かない。
婚活をしていると、そんな戸惑いに出会うことがあります。
条件だけを見れば申し分のないお相手。
周囲から見れば「いい人なんだから、もう少し会ってみたら?」と言われるような方。
それなのに、次に会うことを想像しても楽しみにならない。
メッセージが届いても、嬉しいはずなのに心が弾まない。
そして今度は、お相手ではなく自分自身に問い始めます。
「こんなにいい人なのに、好きになれない私がおかしいのかな」
「こんなことを言っていたら、私は結婚できないのかな」
「いい人」と「好きになれる人」は、同じとは限りません
まずお伝えしたいのは、誰かを好きになる気持ちは、条件表に○をつけていけば生まれるものではないということです。
年収、職業、学歴、年齢、家族構成。
そして、優しい、誠実、話を聞いてくれる。
結婚を考えるうえで、もちろん大切なことです。
けれど、それらがすべて揃ったからといって、必ず心が動くわけではありません。
人を好きになる気持ちには、数字にも条件にもできない部分があります。
声を聞いたときの感覚。
一緒にいるときの空気。
沈黙になったときに落ち着いていられるか。
少し格好悪い自分や、頑張っていない自分も見せられそうか。
そうした小さな感覚の積み重ねが、やがて「この人と、もう少し一緒にいたい」という気持ちにつながっていくことがあります。
でも、「好きになれない=お断り」とも限りません
ここが婚活の難しいところです。
一度会って心がときめかなかったからといって、その方とはご縁がない、とすぐに決める必要もありません。
まだお相手をほとんど知らないだけかもしれないからです。
最初から強く惹かれる恋もあれば、何度か話すうちに、
「あれ、この人といると楽だな」
「思っていたより面白い人なんだな」
「また話したいな」
そんな小さな気持ちから始まる関係もあります。
ですから大切なのは、「好きか、好きではないか」を急いで判定することではなく、自分の心が何を感じているのかを知ることだと縁結netでは考えています。
あなたの「好きになれない」は、どんな気持ちでしょう
同じ「好きになれない」でも、その中身は人によって違います。
本当にお相手に惹かれていないこともあります。
まだ好きになるほど相手を知らないこともあります。
以前とても好きだった人と、無意識に比べていることもあるでしょう。
また、過去に傷ついた経験から、誰かを好きになることに心が慎重になっている場合もあります。
あるいは婚活を頑張りすぎて、
「この人は結婚相手として何点だろう」
と考えることに慣れすぎてしまい、自分が何を感じているのか分からなくなっていることもあります。
だから、「好きになれない自分を直さなくては」と急がなくていいのです。
「この人を好きになるべき?」から、少し離れてみる
そんなとき、縁結netで一緒に考えてみたい問いがあります。
「この人を好きになるべき?」ではなく、
「この人といる私は、どんな私だろう」
無理に会話を探している私でしょうか。
嫌われないように頑張っている私でしょうか。
それとも、自然に笑っている私でしょうか。
少しくらい失敗しても、「まあ、いっか」と思える私でしょうか。
結婚は、「条件のいい人を選んで終了」ではありません。
その人と日常を過ごしていくことです。
嬉しい日も、疲れている日も、仕事がうまくいかない日も、何でもない日もあります。
だからこそ、相手がどんな人なのかを見ることと同じくらい、その人の隣にいる自分がどんな自分でいられるのかを感じてみてください。
「いい人なのに好きになれない」
その気持ちは、婚活がうまくいっていない証拠ではありません。
もしかすると今、自分に合うパートナーを知るための大切な入口に立っているのかもしれません。
答えを急ぐ前に、まずはその「なんとなく」を置き去りにせず、ご自身の想いを少し整理してみませんか。
