結婚相談所 の現場で、私は日々さまざまな方とお会いしています。
その中で、非常にもったいないと感じるケースがあります。
それは――
「人としてはとても誠実で、条件も悪くないのに、第一印象で損をしてしまっている方」です。
本人は真剣です。
結婚への意欲もあり、礼儀正しく、嘘もつかない。
周囲から見れば「むしろ結婚向き」な人です。
それでも、なぜかご縁が続かない。
お見合いは成立するのに、2回目につながらない。
理由を聞いても「悪い人ではなかった」という言葉だけが残る。
このようなケースには、ある共通点があります。
第一印象で損をしている原因は「欠点」ではない
まずお伝えしたいのは、
第一印象で損をしている方の多くは、何か致命的な欠点があるわけではないということです。
むしろその逆で、
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真面目
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誠実
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相手を大切にしようとしている
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失礼のないように気を遣っている
こうした長所がある方ほど、
無意識の癖によって「近づきにくい印象」を与えてしまうことがあります。
問題は「性格」ではありません。
問題は、最初の数分で相手にどう“感じさせているか”なのです。
第一印象は「自分の意図」では決まらない
多くの方が勘違いしている点があります。
それは、
「第一印象=自分がどう見せたいか」
だと思ってしまうことです。
しかし実際は違います。
第一印象とは、
「相手がどう感じたか」だけで決まります。
どれだけ丁寧に話そうとしても、
どれだけ失礼のないように振る舞っても、
相手が
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緊張する
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話しかけづらい
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気を遣いすぎて疲れる
と感じた時点で、
第一印象は「良い」とは評価されません。
第一印象で損をしている人のよくある共通点
結婚相談の現場でよく見かけるのは、次のようなケースです。
① 緊張で表情が硬くなっている
真剣だからこそ、失敗したくない。
その結果、笑顔が消え、表情が固まってしまう。
本人は「ちゃんとしているつもり」でも、
相手から見ると
「怖そう」「話しかけづらい」「壁がある」
と感じられてしまいます。
② 話すスピードが極端
緊張すると、
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早口になって一気に話してしまう
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逆に言葉を選びすぎて間が空きすぎる
どちらも、相手にとっては居心地が悪くなります。
③ 説明が多くなりすぎる
誤解されたくない。
きちんと伝えたい。
その思いから、
相手の反応を待たずに説明を重ねてしまう方も少なくありません。
しかし「安心感」は、説明の量では生まれません。
④ 身なりは整っているが、疲れが滲んでいる
服装や髪型はきちんとしている。
それでも、
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表情
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姿勢
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声のトーン
から「疲れ」「余裕のなさ」が伝わってしまうことがあります。
結婚できる人ほど「完璧」ではない
ここで、非常に大切な事実をお伝えします。
実は、
成婚される方ほど、最初から完璧な受け答えはしていません。
少し言葉に詰まったり、
少し照れたように笑ったり、
ぎこちない部分があってもいいのです。
むしろ大切なのは、
「この人と一緒にいたら、気を張らなくて済みそう」
という感覚。
結婚は、評価され続ける関係ではありません。
長く続くのは、安心できる関係です。
ご縁が続かないとき、見直すべきは「条件」ではない
もしあなたが、
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なぜか2回目につながらない
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条件は悪くないはずなのに結果が出ない
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「いい人だった」で終わってしまう
そんな経験を繰り返しているなら、
条件を変える前に、次のことを考えてみてください。
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表情は柔らかかったか
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話すテンポは相手に合っていたか
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「伝える」より「一緒にいる空気」を意識できていたか
ほんの少し意識を変えるだけで、
結果が大きく変わることは珍しくありません。
第一印象は「才能」ではなく「調整できるもの」
最後にお伝えしたいのは、
第一印象はセンスでも才能でもない、ということです。
それは、
ほんの少しの意識と修正で変えられるものです。
あなたがもし、
「自分は向いていないのかもしれない」
そう感じているとしたら――
それは性格の問題ではありません。
“伝わり方”をまだ整えていないだけです。
結婚に必要なのは、
完璧さではなく、安心感です。
