50代、60代になり、
これまで一生懸命に人生を歩んできた方ほど、
結婚やご縁について、ふと立ち止まる瞬間が増えてきます。
若い頃のように、
「とにかく動けば何とかなる」
「努力すれば結果が出る」
そう単純にはいかなくなった今だからこそ、
心の奥に、こんな思いが浮かぶこともあるでしょう。
「もう少し頑張らないといけないのかな」
「動かないと、時間だけが過ぎてしまうのではないか」
けれど、そう思えば思うほど、
なぜか身体が重くなったり、
気持ちが前に進まなかったりする。
そして、心のどこかから、
何度も、静かに、同じ声が聞こえてくることがあります。
「もう、これ以上何もしなくていい」
「今は、止まってもいいのではないか」
それは、年齢のせいでも、後ろ向きでもありません
この「止まりたい感覚」を、
年齢のせいにしてしまう方は少なくありません。
「年を取ったから、気力が落ちたのかな」
「もう若くないから、前向きになれないのかも」
けれど、そうではありません。
特に、
・人に気を遣い続けてきた方
・責任ある立場で長く頑張ってきた方
・家族や周囲を優先し、自分を後回しにしてきた方
こうした人生を歩んできた方ほど、
ご縁の場面で「止まる合図」は、何度も繰り返し届きます。
それは怠け心でも、諦めでもありません。
これ以上力を入れ続けると、
心が疲れ切ってしまう、
その一歩手前で、ちゃんとブレーキがかかっている状態なのです。
ご縁は、頑張った分だけ進むものではありません
若い頃は、
・行動量
・条件
・勢い
それらがご縁を運んでくることもありました。
しかし、50代・60代のご縁は、少し違います。
これまでの人生で、
喜びも、後悔も、傷ついた経験も、
たくさん積み重ねてきた今だからこそ、
心の状態が、そのままご縁に反映されやすくなります。
「早く決めなければ」
「動かないと取り残されてしまう」
「今動かないと、もうチャンスがないのでは」
そんな焦りが強い時ほど、
不思議とご縁は近づいてきません。
心がいっぱいで、
余白がない状態では、
新しい人が入る“場所”がないからです。
「止まる」は、縁を遠ざける行為ではありません
「止まったら、縁が来なくなるのでは」
「休んでいる間に、良い人がいなくなるのでは」
そう不安になる気持ちは、とても自然です。
けれど実際には、
一度立ち止まったことで、
初めてご縁が動き出すケースを、私は何度も見てきました。
・無理に探さない
・考えすぎない
・今日は何もしないと決める
そうして心を緩めた時、
ふっと、こんな気持ちが芽生えてくることがあります。
「この人に会ってみようかな」
「少し話してみたいな」
「なぜか気になるな」
それは、頭で考えた条件ではなく、
心が自然に反応しているサインです。
ご縁は、
追いかけた時よりも、
力が抜けた時に、そっと近づいてくるものなのです。
心の指圧師としてお伝えしたいこと
私は、長く人のご縁に関わる仕事をしてきましたが、
結婚を考えるということは、
単なるイベントではないと感じています。
それは、
「人生を、もう一度誰かと分かち合う」
という、とても大きな選択です。
だからこそ、
疲れ切った心のまま、
焦りだけで前に進んでほしくはありません。
心が硬くなっている時は、
いくら条件を整えても、
いくら動いても、
なかなか縁は結ばれません。
「止まる合図」が何度も来る時は、
それだけ、これまで十分に頑張ってきた証です。
今は、
動く時ではなく、
整える時期なのかもしれません。
整った人から、ご縁は動き始めます
心に少し余白ができると、
不思議と景色が変わります。
人の言葉が柔らかく届いたり、
これまで見えなかった相手の良さに気づいたり、
「このままでいいのかもしれない」
そんな安心感が生まれてきます。
ご縁は、
無理に引き寄せるものではなく、
整った人のもとに、自然と流れ込んでくるもの。
もし今、
「止まりたい」
「何もしたくない」
そんな感覚があるなら、
それは逃げではありません。
それは、
次の人生を誰かと歩むための、
とても誠実な準備期間です。
50代・60代のご縁は、
若い頃とは違う、深さと静けさがあります。
だからこそ、
焦らなくていい。
比べなくていい。
無理をしなくていい。
「止まる合図」は、
あなたの人生が、
次の段階へ進むための、
大切なサインです。
整った人から、
ご縁は静かに、確かに、動き始めます。
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