12月に入り、街にはイルミネーションが灯り、年末に向けて気持ちがどこか慌ただしくなる季節となりました。そんな中、当結婚相談所（東京・丸の内） には連日、会員様から心のこもったご報告や近況が届いており、それらを拝読するたびに、私自身も胸がじんわり温かくなっております。
会員様それぞれが、ご縁を大切にされながら丁寧に人と向き合っていらっしゃる様子が伝わり、「婚活」という枠を超え、生き方そのものの美しさに触れているような気持ちになります。

特に今月は、お見合いやお顔合わせ後のメッセージが多く寄せられ、「実際にお会いすることで、お相手の印象が想像以上に良かった」「会話が絶えず、時間を忘れてしまった」など、どれも読んでいる側を自然と笑顔にさせてくれる内容ばかりでした。
今回は、その中からいくつか印象に残ったご報告をご紹介いたします。

■約束通りにお会いできた安心感と、お相手の誠実さ

まず1つ目のメッセージは、ある女性会員様からいただいたものです。
「本日、お約束の時間通り◯◯さんとお会いすることができました。」
この一文には、シンプルでありながらも“誠実さ”や“信頼感”が滲み出ています。

お相手の男性は毎月お仕事の関係で仙台に滞在されることがあり、盛岡にも行く機会があるとのことで、その地域に住む会員様にとっては、生活圏が近い将来のイメージにつながったといいます。
実際の会話はとても弾み、ホテルから地下鉄の入り口まで歩いた時間も話題が尽きず、気づけば2時間近く経っていたとのこと。
「また機会があればお会いしてみたい」
そう感じられたのは、きっとその時間が心地よく、自然体でいられた証なのだと思います。

“お相手と過ごす時間が心の余白をつくってくれる”
これは良いご縁に出会ったときに多くの方が口にするお言葉です。

■優しさが滲み出るお相手との出会い

別の会員様からは、こんなメッセージが届きました。
「◯◯様とお時間通りお会いできました。お話しされて優しさがにじみ出ているような方で、ついお食事までご馳走になってしまいました。」

男性の穏やかな雰囲気や気遣いが伝わってきて、女性側が安心してお会いできたのだろうと感じられるご報告です。
会話の中では、将来のお付き合いの計画なども積極的にお話しされたようで、その前向きさに少し驚かれつつも誠実さを感じたと添えられていました。

積極性は人によって心地良さが異なりますが、「真剣に考えてくれている」と受け取れることもまた事実です。
婚活の中で、自分がどんな距離感を心地よいと感じるのか、どんなペースを望んでいるのかを知ることはとても大切です。
こうした違いに気づかせてくれる相手との出会いも、婚活の学びのひとつだと言えるでしょう。

また、この女性会員様はご自身が歌の活動をされており、その点に対してお相手が理解を示してくれたことをとても喜んでおられました。
「しまり屋さんのような感じではなく、柔軟に受け止めてくださって安心しました」
という言葉からも、お相手の包容力が伝わってきます。

■ご縁は“会ったときの空気感”が導いてくれる

婚活の途中では、条件面やプロフィールで相手を判断しがちですが、実際にお会いすると「文字では伝わらない魅力」に触れ、気持ちが動く瞬間があります。
それは声のトーンだったり、話すスピードだったり、相手の表情だったり、ささやかな仕草だったりします。

今回の会員様たちのご報告を読んでいると、まさに「会ってみて感じる安心感」や「自然に心が開けた時間」に価値を見出していることが伝わってきます。
そしてそれこそが、ご縁を形づくる大きな要素なのです。

■12月はご縁が動く季節

年末は不思議とご縁が動きやすい時期でもあります。
日常の忙しさの中で人恋しさを感じることもあれば、新しい年を前に「来年こそ素敵なパートナーと出会いたい」と心が前向きになる方も増えるためです。

そんな中、会員様から届く温かなメッセージは、担当者である私たちにも励みとなり、
「このお仕事をしていて良かった」と実感させてくれます。

■お一人お一人のご縁を大切に

これから出会われる方、すでに何度かお会いしている方、それぞれにとって大切なご縁がより良い方向に進むよう、私たちも引き続き心を込めてサポートしてまいります。

12月の冷たい空気の中にも、人の言葉や行動には温かさが宿り、それが人の心を動かします。
会員様から届くご報告は、その何よりの証です。

これからも、皆さまそれぞれのペースで、無理のない婚活を続けていただけますように。
また、こうした心温まるご報告が届いた際には、随時ご紹介してまいります。