秋も深まる10月。 昨日、当結婚相談所（東京・丸の内） のプレミア女性会員様と、60代半ばのVIP男性会員様がご成婚退会されました。

今回のご成婚は、なんとお見合いを含めてわずか3回目のデートでのご決断。 お二人の絆が急速に深まっていった背景には、「年齢を重ねたからこそ分かる本当の幸せの形」がありました。

■ 出会いのきっかけは、たった一つのお見合いから

50代後半の女性会員様は、清楚で上品、そして何よりも「穏やかな優しさ」をお持ちの方。 対する男性は、60代半ばながら資産家で知的で紳士的な方でした。

お見合いの日、双方からいただいたお返事には共通して「とても話しやすかった」「自然に笑顔で過ごせた」という言葉が。 その瞬間、私は長年の経験から「このお二人はご縁になる」と直感しました。

25年間、数多くのカップルを見守ってきた経験値から、“ご縁が動くタイミング”というものは確かに存在します。 その流れを感じたときには、私は必ず一歩背中を押すようにしています。

■ 3回目のデートで訪れた「運命の確信」

2回目のデートでは、男性が「一緒にいて本当に楽しい」「久しぶりに心が安らぐ」とお話しくださり、 女性も「もう他の方とお会いする気持ちはありません」と、穏やかな口調で伝えてくださいました。

お二人は多くを語らずとも、同じ空気を共有している安心感に包まれていたように感じます。

そして3回目のデートの日。 男性から正式に「結婚を前提にお付き合いしてください」との申し出があり、 女性も「こちらこそ、よろしくお願いします」とお応えになりました。

そこから先は驚くほど自然に、ご成婚までの流れが整っていきました。

■ 「若さ」ではなく「覚悟」が決め手となる50代からの婚活

20代・30代の婚活では、複数の方と出会い、比較しながら時間をかけて決めることが多いかもしれません。 しかし、50代・60代の婚活においては、「直感」と「タイミング」が何よりも大切です。

人生経験を積んだからこそ、 “自分が本当に大切にしたいもの” “誰と過ごす時間に安らぎを感じるか” が明確になっています。

だからこそ、お二人のように 「3回目のデートでのご成婚」 というスピード感があっても、それは決して早すぎることではありません。 むしろ、迷わずに決断できるのは、大人世代の強みです。

■ 仲人の役割は「決断のタイミングを見逃さないこと」

今回のご縁は、まさに「背中を押す勇気」が鍵でした。 お二人ともお相手に良い印象を持ちながらも、年齢的な遠慮や慎重さから、一歩を踏み出せずにいました。

そのとき私は、これまで25年の経験で培った“ご縁の波”を感じ取り、 お互いの気持ちを丁寧に橋渡しさせていただきました。

仲人という仕事は、単に出会いを作るだけではありません。 お見合い後のわずかな言葉のトーンや、メールの間合い、 表情の変化などから、「このタイミングなら進める」と判断し、 その瞬間に行動することが何より大切なのです。

■ 「また次がある」と思わない。だからこそ“今”を大切に

婚活において、チャンスの女神には前髪しかないと言われます。 特に50代からの婚活は、「また次にいい人が現れるかも」と思っているうちに、時間がどんどん過ぎてしまいます。

今回の女性会員様も、はじめは「もう一度お見合いを重ねてから」と迷われていましたが、 男性への信頼と安心感を感じ、「この方を逃してはいけない」と直感されたそうです。

その瞬間に決断されたからこそ、今の幸せがあるのです。

■ 最後に

お二人のように、 “多くを求めるより、一人を大切にする” “比較するより、感じた気持ちを信じる”

そんな姿勢が、大人の婚活の理想形です。

年齢を重ねたからこそ生まれる「穏やかで優しい愛」。 これこそが、本当のご縁なのだと改めて感じたご成婚でした。

お二人の末永いお幸せを、心よりお祈り申し上げます。

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