■「ときめきは若者の特権」ではありません

「もうこの年齢だし…」「恋なんてもう遠い昔のこと」 そう思い込んでいる方が、実はとても多いのです。

けれど、私たち結婚相談所の現場にい ると、毎日のように“奇跡のようなときめき”に出会います。 それは、20代や30代の恋愛ではなく、50代・60代、さらには70代の方々が真剣交際へと進む場面です。

人は年齢を重ねても、「ときめく力」を失いません。 むしろ若い頃よりも、感情は丁寧で深く、心の機微に敏感になる分、出会いの重みが増していくのです。

■ときめきの正体は「感情の記憶」

ときめきとは、何でしょうか？ ドキドキする、胸が高鳴る、会いたくなる──そうした生理反応のことだと思っていませんか？ もちろんそれも正解ですが、実はときめきの本質は、「人に関心を持つこと」そのものにあります。

誰かの仕草や言葉に「素敵だな」と感じる。 些細な気遣いに心が温まる。 会話を通じて「もっと知りたい」と思う。

そのひとつひとつが、心の琴線を震わせ、ときめきの火種になります。 そして、そうした感情は年齢に関係なく、むしろ人生経験が豊かであるほど、深く強く芽生えるのです。

■50代・60代の恋は「感情が磨かれている」

若い頃は勢いと衝動で進んでいた恋愛も、年齢を重ねると、相手を観察する目や対話の質が変わっていきます。

• 相手の背景を想像しながら会話できる

• 無理に合わせるのではなく、自然に調和を目指す

• 「ありがとう」「ごめんね」が素直に言える

──こうした「感情の成熟」が、50代・60代の恋にはあります。

また、若い頃にはなかった「人生の折り返しを一緒に歩むパートナー」への憧れや、 「静かに支え合える存在を求める心」が、ときめきの質そのものを変えていきます。

■実際にあった“60歳からの恋”

当相談所にご入会された60代男性のお話をご紹介しましょう。 仕事中心だった人生に一区切りがついたタイミングで、「これからは心から笑える相手がほしい」とご相談に来られました。 お見合いから交際に進まれたのは、同じように再スタートを望む50代の女性。

最初は緊張していたお二人も、3回目のデートで「ときめいた」と報告がありました。 「彼女が笑ったとき、心臓がバクバクしました」と照れながらお話しされたあの瞬間。 60歳になっても、恋のドキドキは初恋と変わらないのだと、心から感じた出来事でした。

■動物的な本能は“年齢で終わらない”

ときめきは理屈ではなく、本能的な感覚です。 誰かに魅かれ、目で追ってしまう。 声を聞いただけで少し浮き立つ。 会う日の朝、服選びに迷ってしまう。

これらは、いわば“心の原始反応”です。 生きる力の一部とも言えるもので、年齢を重ねたから消えるというものではありません。 むしろ、感性が豊かになるからこそ、研ぎ澄まされた感情として蘇るのです。

■「もう恋なんてしない」なんて言わないで

50代・60代からの婚活 をサポートしていると、「年齢的に難しいですよね…」という言葉を聞くことがよくあります。 でも、私は断言できます。 年齢は恋の障害ではなく、恋の美しさを深める要素です。

・若い頃より自分に素直になれる ・妥協ではなく、尊敬を前提に関係を築ける ・一緒に過ごす時間の価値を知っている

こうした心の成熟は、若さでは得られない財産です。

■結婚＝恋の延長であっていい

再婚を希望される方、初婚で結婚を諦めかけていた方、人生の後半に向けて新しいパートナーを探している方。 どの方にも共通するのは、「恋愛感情を持てるかどうか」が結婚相手を決める大きなポイントだということです。

私たちは、「条件」だけでご縁を結ぶ相談所ではありません。 心が動いたか、温かさを感じたか──“ときめき”を大切にするマッチングを何より重視しています。

■最後に──

ときめく心は、あなたの中に今もあります。 もしかしたら、長い間忘れていただけかもしれません。 でも、それは目を閉じればすぐに思い出せるもの。 そして、人生のどんなステージでも「恋をしていい」のです。

50歳からの恋、60歳からの結婚。 それは決して奇跡ではなく、静かに芽生える“人生の喜び”です。 そのお手伝いができることを、私たちは心から光栄に思っています。

手を繋いで歩けるような、心あたたまるご縁を探してみませんか？ M’sブライダルジャパンでは、30代〜60代の方を中心に、人生に寄り添うパートナー探しを丁寧にサポートしています。 詳しくは、当相談所の公式サイトをご覧ください。 ▶︎ 結婚相談所 M’sブライダルジャパン 公式サイトはこちら