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60代後半・おっとりした女性が結婚相談所の扉を叩いた理由〜「私なんて」から始まる、人生の愛おしい後半戦〜

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60代後半・おっとりした女性が結婚相談所の扉を叩いた理由〜「私なんて」から始まる、人生の愛おしい後半戦〜

先日、当相談所に新しい会員様がお越しになりました。 60代後半の女性、A様です。

柔らかい笑顔と、少しはにかんだような表情がとても印象的な方で、お話しする声もトーンが低く、まるで春の陽気のように包み込むような雰囲気を持っていらっしゃいます。

面談室の椅子に腰掛けた際、A様は小さく息を吐きながら、こう呟かれました。

「こんな年齢ですし、口下手で自分に自信もないんです。私が結婚相談所なんて、場違いではないでしょうか……」

そう話すA様の手は、バッグの持ち手をギュッと握りしめていました。ご自身では「自信がない」「おっとりしていて要領が悪い」と思い込んでいらっしゃいますが、私から見れば、それは「他者を慈しみ、人の話を丁寧に聞くことができる」という素晴らしい長所です。

では、なぜそのように控えめな性格のA様が、結婚相談所という新しい一歩を踏み出す決意をされたのでしょうか。そして、これから始まるお見合いや婚活に対して、どのような想いを抱いていらっしゃるのでしょうか。

今回は、A様の思いと、私たちが伴走する中で大切にしていることについてお話ししたいと思います。

1. なぜ今、結婚相談所の扉を叩いたのか

A様がご入会を決意された背景には、「静かな寂しさ」と「これからの人生を誰かと温かく分かち合いたい」という素直な願いがありました。

子育てや長年のお仕事を終え、ご自身の生活が一段落した時、ふと訪れたご自宅の静けさ。 「今日あったちょっとした出来事を話す相手がいない」 「美味しいものを食べた時に『美味しいね』と顔を見合わせる人がいない」

これからの人生、まだ何年、何十年と続いていきます。体調のことや将来への不安も、一人で抱え続けるには少し重すぎることもあります。

「目立つような華やかさはいらない。劇的な恋愛がしたいわけでもない。ただ、お互いを尊重し合い、お茶を飲みながら穏やかな時間を過ごせるパートナーが欲しい」

自分に自信がないからこそ、マッチングアプリのような気軽な出会い方や、大勢が集まるパーティには抵抗があったそうです。身元がしっかり証明されており、プロのカウンセラーが間に入って手厚くサポートしてくれる結婚相談所だからこそ、「ここなら、私のペースでも大丈夫かもしれない」と勇気を出して訪ねてくださったのです。

2. 「自分に自信がない」からこそ輝く、おっとり性格の強み

A様は「テキパキ話せないし、アピールできるような特技もない」と仰います。しかし、婚活において「おっとりした性格」や「控えめさ」は、実は非常に強力な魅力になります。

特に同世代の男性(60代〜70代)がパートナーに求めているものは、緊張するような刺激や派手さではありません。多くの男性が求めているのは、「一緒にいてホッとできる安心感」や「自分の話をやさしく聞いてくれる穏やかさ」です。

自分の意見を強く主張するのではなく、相手の話をゆっくり頷きながら聞くことができるA様の姿勢は、男性にとって心の安らぎそのものです。

「自信がない」ということは、言い換えれば「相手に対して謙虚であり、配慮ができる」ということ。自分の良さは、自分ではなかなか気づきにくいものですが、私たちはカウンセラーとして、A様が持つその温かい空気感がどれほど価値のあるものかを、しっかりとお伝えしていきました。

3. これから迎えるお見合いへの想いと、具体的な心構え

いよいよこれから、A様のお見合いが始まります。 不安と期待が入り交じる中で、A様とは以下のような「お見合いの心構え」を一緒にお話ししています。

① 無理に上手く話そうとしなくていい お見合いと聞くと、「会話を盛り上げなければならない」「上手な自己PRをしなければならない」と考えがちです。しかし、無理をして自分を偽っても長続きはしません。 「上手く話せなくても大丈夫です。相手のお話を楽しそうに聞くこと、そして『ありがとうございます』という感謝の気持ちを伝えること。それだけで十分ですよ」とお伝えしています。

② おっとりした「自分のペース」を大切にする 沈黙を恐れる必要はありません。少し間が空いても、お茶を飲みながらニッコリ微笑むだけで、相手には十分優しさが伝わります。テンポの速い会話ではなく、ぽつりぽつりと温かい言葉を交わすような、心地よい時間を目指せば良いのです。

③ 完璧な条件ではなく、「居心地の良さ」を探す お互いに人生の後半戦を迎えているからこそ、完璧な人は存在しません。お相手の年収や条件にとらわれすぎず、「この人と一緒にいる時の自分は、自然体でいられるだろうか」という感覚を一番大切にしていただくようアドバイスしています。

4. 年齢を重ねてからの婚活は、「これからの人生を愛おしむ作業」

60代からの婚活は、決して遅すぎることはありません。むしろ、人生経験を積んできたからこそ、相手の欠点を受け入れ、小さな幸せを大きな喜びと感じられる深い愛を育むことができます。

最初は不安でいっぱいだったA様も、プロフィール写真の撮影やお洋服選びを一緒にする中で、少しずつ表情が明るくなり、内に秘めた素敵な笑顔が増えてきました。

「勇気を出して良かった。私なりに、一歩ずつ進んでみます」

そうおっしゃったA様の言葉には、静かですが確かな決意が込められていました。

当相談所では、ただお相手を紹介するだけでなく、会員様がご自身の魅力に気づき、自信を持って人生のパートナーと出会えるよう、一人ひとりの歩幅に合わせた二人三脚のサポートを徹底しています。

もし、この記事をお読みの方で、「もうこんな年齢だから」「口下手で自信がないから」と婚活を諦めかけている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。

あなたの「おっとりした優しさ」や「控えめな誠実さ」を、心から必要としている人が必ずいます。 A様のこれからの出会いが素晴らしいものになるよう、私たちも全力で応援してまいります。