最後に：幸せの形は、自分で描ける

昔は「結婚して子どもを持ち、家を建てて…」というのが“幸せの標準”のように語られていました。でも今の時代、幸せの定義はもっと多様です。

40代になれば、キャリアや生活スタイル、人生経験もそれぞれ異なります。だからこそ、「他人の幸せ」ではなく「自分が本当に心地よい幸せ」を選ぶことが大切です。

「幸せの形」を描くための3ステップとは・・・

① 自分にとっての「幸せの定義」を言葉にする

まずは、自分にとっての理想の生活・関係・心の状態を見つめ直してみましょう。以下のような質問に答えてみてください：

• 朝、どんな気持ちで目覚めたい？

• どんな人と、どんな会話を交わしたい？

• 休日はどんな過ごし方が心地いい？

• 「ありがとう」と言い合える関係って、どんな関係？

→ 答えに出てきたキーワードが、「あなたにとっての幸せの軸」になります。

たとえば：

• 誰かと一緒に食事を楽しむ毎日が幸せ

• お互いの時間を尊重しながら支え合える関係が理想

• 静かで安心できるパートナーが欲しい　など

② 比較をやめて、自分の「納得感」を大切にする

「周りはもう結婚してる」「若い人は選び放題」など、他人と比べると苦しくなってしまいます。でも、自分の幸せを描くのに他人の物差しは必要ありません。

たとえば、

• 世間では「年下の男性と結婚は難しい」と言われても、自分が自然体でいられる相手なら、それがベスト。

• 子どもがいなくても、パートナーと心を通わせて生きる幸せもある。

• 同居しない結婚（週末婚）や、パートナーシップのような新しい形もあり。

→ 「世間がどう思うか」よりも「自分が納得できるかどうか」が本当の幸せのカギです。

③ 小さな「今できる幸せ」を積み重ねていく

幸せは、遠くのゴールではなく、日々の小さな満足から始まります。

• 今日、美味しいものを食べて幸せだった

• 誰かと笑い合えた

• 自分を大切にできた

この小さな積み重ねが、「幸せな自分」をつくり、その姿に惹かれるパートナーが現れるのです。婚活の前に「自分の幸せを育てる」ことこそが、最大の準備かもしれません。

■自分で描いた幸せは、誰にも奪えない

誰かに与えられるものではなく、自分の中から生まれる幸せ。それは、環境や年齢に左右されません。

そして、自分の幸せの形を理解した人は、パートナーを選ぶときにも**「一緒に幸せを共有できる人」を自然と見極められる**ようになります。

だからこそ、40代からでも――むしろ、40代だからこそ！
成熟した視点で、本当の幸せをつかむ力があるのです。