「そろそろ結婚を考えたい」「プロポーズされたけど、何から始めればいいの?」
そんな風に、人生の大きな節目である“結婚”に向けての準備に戸惑う方は少なくありません。
結婚はゴールではなく、新たな人生のスタート地点です。スタートをスムーズに、そして幸せなものにするためには、しっかりとした準備が不可欠です。
今回は、結婚の準備に必要なステップを「心の準備」「親・家族への挨拶」「結婚式や新生活の段取り」「お金の話」「ふたりの価値観すり合わせ」の5つのカテゴリーに分けてご紹介します。
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結婚は「愛しているから一緒にいたい」という気持ちだけでは続かないこともあります。長い人生をともに歩むには、お互いに思いやり、協力し、信頼し合うことが何より大切です。
結婚前に考えておきたい心のポイント:
相手の欠点も受け入れられるか
喧嘩をしたとき、冷静に話し合えるか
家族として支え合う覚悟はできているか
もし少しでも不安があるなら、結婚前カウンセリングやセミナーの利用もおすすめです。結婚生活を見据えて、自分の価値観や理想、課題を整理しておきましょう。
お互いの親に結婚の報告とご挨拶をすることは、古くからの大切な儀式のひとつです。どちらの家族も気持ちよく受け入れてもらえるように、段取りをしっかり整えておきましょう。
親への挨拶の基本マナー:
事前に連絡を入れてアポを取る
手土産を準備する
清潔感ある服装で訪問
ご挨拶の言葉やマナーを事前に練習
親の反応によっては、少しずつ時間をかけて信頼関係を築いていくことも必要です。焦らず丁寧に進めましょう。
結婚の準備といえば、結婚式や新居選び、引っ越し、役所への手続きなどが思い浮かびますよね。たくさんの決めごとに圧倒されがちですが、スケジュールを立てて一つひとつ片付けていけば大丈夫です。
結婚までに必要な主な段取り:
婚姻届提出のタイミング決め
結婚式(挙式スタイル・日程・予算・会場)の検討
指輪の購入(または準備)
新居の選定と契約、引っ越し
家具・家電など新生活グッズの準備
会社への報告と各種名義変更の手続き
このあたりはチェックリストを作成して、ふたりで分担することがストレスを溜めないコツです。結婚式をしない「ナシ婚」やフォトウェディングだけという選択肢も増えているので、無理なくふたりに合った形を選びましょう。
ふたりの未来のためにも、お金について話し合っておくことはとても大切です。結婚には思った以上にお金がかかりますし、今後のライフプランに大きく関わってきます。
事前に確認したいお金のこと:
結婚式や新生活の予算
共働きor片働き、収入のバランス
家計管理の方法(財布を一つにする?分ける?)
貯金や借金、保険の状況
お金の話は、遠慮せず率直に。将来の夢(マイホーム、子ども、旅行など)も共有しておくと、貯金や計画のモチベーションにもなります。
恋人同士のときは見えなかった、生活習慣や考え方の違いが結婚後に表面化することはよくあります。それを未然に防ぐためにも、結婚前にしっかりと価値観のすり合わせをしておきましょう。
チェックすべき価値観のポイント:
家事の分担や役割意識
子どもに対する考え方(欲しい・欲しくない、育て方など)
親との付き合い方(同居・別居・介護など)
仕事に対する考え方や働き方
プライベートの時間の使い方(趣味や友人関係など)
全て一致する必要はありませんが、違いがある部分は“どうすり合わせるか”を話し合っておくと、トラブルが防げます。
結婚準備は「やることが多くて大変…」と感じるかもしれませんが、実はお互いをもっと深く知るチャンスでもあります。
意見が食い違ったとき、どう向き合うか
疲れたときにどう支え合えるか
未来の夢をどこまで語り合えるか
こうしたやり取りの中に、ふたりの相性や絆が育まれていきます。
焦らず、丁寧に、お互いを思いやりながら進めていけば、必ず幸せな結婚生活のスタートが切れるはずです。
結婚は幸せな人生の第一歩。ですが、その一歩を踏み出す前に“しっかり準備をしたかどうか”は、将来のふたりの関係に大きな影響を与えます。
最近では、スピード婚や同棲からそのまま入籍というカップルも増えていますが、「なんとなく結婚」「流れで入籍」というケースでは、準備不足が原因で早期にすれ違いやトラブルが起こることも。
では、結婚の準備が不十分だと、どのような問題が起こる可能性があるのでしょうか?
結婚生活は、現実の連続です。家事の分担、金銭管理、仕事と家庭のバランス、親族付き合い──
理想だけで突き進むと、日常生活のギャップに直面したときに強いストレスを感じやすくなります。
「こんなはずじゃなかった」
「思ってた結婚と違う…」
そんな風に、結婚への期待が大きかった分だけ、失望も大きくなるのです。
結婚準備で意外と多いのが、お金の話を曖昧にしたまま結婚してしまうこと。
結婚式や新居、生活費や保険、貯金の管理方法などを事前に話し合っておかないと、結婚後に「どうするの?」「誰が払うの?」と揉める原因に。
金銭感覚は、育った環境や考え方によって大きく異なるため、結婚前にしっかり話し合っておくことがとても大切です。
親との関係や、子どもに対する考え方、将来のライフプランなどを曖昧にしたまま結婚すると、後々になって「そんなつもりじゃなかった」と衝突することがあります。
特に多いのが、以下のようなケース:
親と同居が必要になったときの対応
子どもを持つかどうかの考え方
転勤や転職、働き方への理解の違い
こうしたテーマはデリケートで話しにくいかもしれませんが、“話しにくいことこそ、結婚前にすり合わせておく”ことが、トラブル回避のカギとなります。
結婚生活が始まると、恋人時代よりも“現実的な会話”が必要になります。
「今日の夕飯どうする?」「保険の手続きは?」「この支出どう思う?」など、生活を共にする中での意思疎通が重要です。
準備不足のまま結婚すると、こうした日常的なコミュニケーションがうまく取れず、ストレスや孤独感が生まれやすくなります。
結婚に“完璧な準備”はありません。でも、少なくとも以下のようなことを意識しておくと、未来がグッと安定しやすくなります。
お互いの価値観・ライフスタイルを事前に共有する
お金や親族、子どものことなど、将来設計を話し合っておく
ケンカした時のルールや話し合いの習慣を作る
わからないことや不安は、プロに相談する(結婚相談所やカウンセラー)
準備とは、単なる手続きやモノを揃えることではなく、**“ふたりの未来を具体的にイメージして、お互いに心の準備を整えること”**です。
結婚の準備不足は、未来の小さなつまずきの種になるかもしれません。
でも、準備の時間は、ふたりの絆を深めるチャンスでもあります。
今のうちにしっかり話し合い、価値観をすり合わせ、不安を共有することで、
「この人となら大丈夫」と思える信頼関係が育ちます。
焦らず、丁寧に、ふたりのペースで。
準備をしっかり整えてこそ、安心して人生の新たなステージに進むことができるのです。