その昔、何度かお見合いをしたことがあります。
その中で、今でも鮮明に覚えている人がひとりいます。
ある方のご紹介で、お見合いをしたときのこと。
待ち合わせは、ホテルのロビーでした。
そこに現れたのは、背が高くて精悍な感じの好青年。
「おっ」と思ったのも束の間。
全身、真っ白。
白いパンツ。
白いジャケット。
白いシャツ。
そして、靴まで白。
見事なくらい、上から下まで真っ白でした。
結婚式?
いや、これから演歌歌手としてステージに立つのか?
ホテルのロビーという場所ではありましたが、それにしても、これはなかなかのインパクトです。
第一印象は数秒で決まる、なんてよく言います。
でも、この日の私は数秒どころではありませんでした。
その後どこへ行ったのか、何を食べたのか。
彼と何を話したのか。
ほとんど覚えていません。
覚えているのは、ただひとつ。
隣を歩くのが、つらかった(笑)。
もちろん、白い服が悪いわけではありません。
おしゃれの好みだって、人それぞれ。
でも、お見合いとなると、服装も相手に与える印象のひとつです。
高価な服を着る必要なんてありません。
清潔感があって、その場所に合っていて、何より相手が一緒にいて居心地が悪くならないこと。
それくらいで十分だと思います。
服装に自信がなければ、親しい女性の友人や家族に、
「これで大丈夫かな?」
と聞いてみるのもいい。
もちろん、Story for Twoでも一緒に考えます。
女性って、案外細かいところまで見ています。
服のシワだったり、靴だったり、姿勢だったり。
でも、それ以上に大切なのは、会った瞬間の表情かもしれません。
どんなに素敵な服を着ていても、無愛想に立っているより、
「はじめまして」
と笑顔で言ってもらえる方が、ずっとうれしい。
ちなみに、あの真っ白な彼。
あれから何十年も経つのに、服装だけは今もこんなにはっきり覚えています。
第一印象って、やっぱり侮れませんね。
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