最近では聞かなくなった言葉ですが、結婚する男女は25才で出会っているというデータがあるんですよ。
昔は25歳が運命の分かれ目?「クリスマスケーキ」に例えられた女性たちの時代
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最近では聞かなくなった言葉ですが、結婚する男女は25才で出会っているというデータがあるんですよ。
目次
クリスマスケーキ理論とは?
昔は、女性が25歳を過ぎると結婚するのが難しくなる、という考え方が一般的でした。
それを、クリスマスケーキに例えて表現したのが「クリスマスケーキ理論」です。
クリスマスケーキは、クリスマスという特別な日に食べるものなので、クリスマスイブまでに売れ残ると、大幅に値引きされたり、売れ残ってしまうことがありますよね。
これと同じように、女性も25歳という「クリスマス」を過ぎると、価値が下がってしまい、結婚相手を見つけにくくなる、という考え方が広まっていたのです。
確かに約30年前ですが、
私たちが25歳の頃は周りがどんどん結婚。
結婚式に行く度に、そろそろ真剣に考えないとやばいぞ・・
と思ったものです。
そう言っているうちに、次は30歳までに・・・
と自分に言い訳をしていました。
なぜ25歳が境目だったの?
25歳が結婚の境目とされていたのには、いくつかの理由が考えられます。
- 昔の平均初婚年齢: 昔は、女性が25歳までに結婚するのが一般的でした。そのため、25歳を過ぎると「遅い」という考え方があったのです。
- 社会的な価値観: 結婚は女性にとっての最大の幸せ、という考え方が根強くありました。そのため、結婚できない女性は不幸だと思われていたのです。
- 女性の社会進出: 女性の社会進出がまだ進んでいなかったため、結婚して家庭に入るのが当たり前という考え方が一般的でした。
クリスマスケーキ理論はなぜ生まれたの?
この理論が生まれた背景には、当時の社会状況が大きく関わっています。
- 少子化: 日本の少子化が深刻化し、若者の結婚率が低下していました。
- 晩婚化: 結婚する年齢が遅くなる傾向にありました。
- 女性の意識の変化: 結婚よりもキャリアを優先する女性が増えてきました。
これらの社会の変化の中で、「25歳までに結婚しないと」というプレッシャーが女性たちに与えられたのです。
クリスマスケーキ理論は今も通用するの?
- 平均初婚年齢の上昇: 近年では、女性の平均初婚年齢は上昇傾向にあります。
- 結婚観の多様化: 結婚をしない、あるいは晩婚を選ぶ女性が増えています。
- 女性の社会進出の進展: 女性が社会で活躍する機会が増え、結婚だけが女性の幸せではないという考え方が広まっています。
しかし、いまだに「25歳までに結婚しないと」というプレッシャーを感じている女性もいるかもしれません。
では現在の女性の初婚の平均年齢はいくつか?というと
女性の平均初婚年齢は、2024年7月時点で約30歳です。
また、2021年の国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」によると、妻の平均初婚年齢は29.1歳でした。
クリスマスケーキ理論をどう捉えるべきか?
クリスマスケーキ理論は、あくまで過去の社会状況の中で生まれた考え方の一つです。現代の私たちが、この理論に縛られる必要はありません。
大切なのは、自分自身の幸せを基準に、結婚について考えていくことです。
- 結婚はゴールではない: 結婚は人生の選択肢の一つであり、ゴールではありません。結婚すれば絶対幸せになれる!のではないですよ。
- 自分らしい生き方: 結婚だけでなく、仕事や趣味など、自分らしい生き方を追求することが大切です。
- 周囲の目を気にしすぎない: 周りの人からどう思われるかを気にしすぎず、自分の心に正直に生きましょう。そろそろ、結婚は?お付き合いしている人はいるの?なんて声は聞き流しましょう
「クリスマスケーキ理論」は、過去の社会状況の中で生まれた考え方であり、現代の私たちには当てはまらない部分もたくさんあります。
結婚は、あくまでも個人の選択であり、幸せの形は人それぞれです。周りの目を気にせず、自分自身の幸せを大切にしていきましょう。
ただ、自分の意志で結婚を本気で考えたら、
結婚相談所に相談してみてはいかがですか?