婚活という言葉を聞くと、「幸せになるための出発点」と前向きなイメージを持つ方もいれば、どうしても「自分にはハードルが高い」「うまくいかないのでは」と感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
特に心に悩みや過去の辛い出来事を抱えている方にとって、婚活はとても大きなチャレンジに思えるものです。
今回、週刊女性PRIMEで話題となったエッセイ『ウツ婚!!』の石田さんの記事を拝見して、私自身も胸を打たれ、深く考えさせられる時間となりました。https://www.jprime.jp/articles/-/37935?page=4
概要
エッセイストである著者は、いじめや家出、うつ病など過去の苦しみを経て、27歳で主治医のアドバイスをきっかけに婚活を開始。体重90キロで引きこもり状態から抜け出し、婚活中にバイトを始めるなど自分なりに「普通の営み」を求め行動する。結婚後は妊活・子育てにも奮闘し、支援を自ら求めたり、子育てへの過剰な思いを自覚しながらも、仕事を通じて自立と精神的な距離を保つ重要性を感じている。今も過去の苦しみは「乗り越えたわけではない」としつつ、社会とのつながりや家族との関わりを模索しながら前向きに生きている。
彼女の半生が教えてくれるのは、「婚活」とはただパートナーを探す活動ではなく、自分自身を再生し、やさしさとつながりを取り戻すための歩みでもある、ということ。皆さまにも、その想いをお届けできればと思います。