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婚活200人アンケートから読み解く「初回デートは割り勘派が増えている理由」──男女平等の時代にこそ見直したい“おごり神話”のウソとホンネ

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婚活200人アンケートから読み解く「初回デートは割り勘派が増えている理由」──男女平等の時代にこそ見直したい“おごり神話”のウソとホンネ
婚活市場において、「初回デートは男性がおごるべきか?それとも男女平等に割り勘か?」は長年にわたり繰り返される論争テーマです。特にマッチングアプリや結婚相談所での出会いが主流となった現代では、初対面から結婚を見据えて関係を築くケースが増え、「デートの支払い」は価値観をはかるひとつのバロメーターとも言われます。しかし、独自の相性理論をもとに婚活サポートを行う「エンジェル」(運営:株式会社カンキョーアイ)が2025年6月2日に公開したアンケート調査(回答者:婚活中の男女200名)では、実に77%のケースで“男性がおごった”ものの、35.5%の人が「本音は割り勘のほうがよかった」という結果が出ています。これは、支払い方法の裏にある「本音と建前の乖離」がもたらす婚活のストレスを如実に示しているのではないでしょうか。

私自身、札幌の結婚相談所Hirokaを運営する立場として、婚活を希望する皆さまに「本音で居られる場」を提供したいと願っています。結婚を目指して真剣な出会いを求めるならば、“初回デートのおごり”という古くからの慣習を鵜呑みにするのではなく、男女がそれぞれ自分のスタンスを明確にし、自然体でデートに臨むことが大切です。

そこで本記事では、エンジェルのアンケートデータを踏まえながら、私が思う「男性が初回デートでおごるべきではない理由」と、「割り勘がもたらすポジティブなシグナル」について詳しく解説いたします。北海道・札幌で婚活を頑張る皆さんに向け、いま一度“おごり神話”を見直すきっかけになれば幸いです。

【データでわかる現状】実際のデートで男性がおごる割合と本音のギャップ

アンケート結果によると、婚活男女200名のうち77%が「初回デートは男性がおごっていた」と回答しました。しかし「本音は割り勘にしたかった」「逆に男性には割り勘してほしかった」という回答者も少なくありません。クロス集計を見てみると、35.5%(61名+10名)の人が「実際と本音にギャップがあった」と回答しています。

  • 実際は男性がおごったが、本音は割り勘がよかった →61名

  • 実際は割り勘だったが、本音は男性におごってほしかった →10名

特に注目すべきは「93名が『男性がおごるべき』と考えている一方で、実際には35.5%もの人が自分の本心を隠していた」という事実です。このギャップこそが、婚活を「しんどい」「疲れる」と感じる大きな要因となっています。

出会いのシチュエーション別で見る支払いの傾向

  • マッチングアプリでの出会い:男性がおごるケースが約80%(最も高い割合)

  • 結婚相談所での出会い:男性がおごるケースが約78%(ほぼ同等)

  • 身の回り(職場・学校・紹介など)での出会い:男性がおごるケースは約15%(最も低い割合)

マッチングアプリや結婚相談所では「初回デートで男性がおごることが恋愛のシグナルになりやすい」という背景がある一方、職場や学校など既にある程度の関係性がある相手には、割り勘・交互払いが自然に選ばれています。要するに、「おごること」が恋愛の意思表示となるならば、最初から相性を重視する婚活の現場ではむしろ“割り勘”がふたりの対等性を示すポジティブな行為とも言えます。

参照 「真に相性が良い相手」との結婚継続を目指す恋愛・結婚情報サービス エンジェル(運営:株式会社カンキョーアイ)

【本音が隠れると辛い理由】婚活での「建前」と「本音」がすれ違うとき

婚活でありがちな悩みのひとつに、「自分は本当はこう思っているけれど、相手に良く思われたくて建前を優先してしまう」というものがあります。たとえば…

  • 「本当は割り勘でいいのに、相手に悪いから男性におごってもらった」

  • 「本当は男性におごってほしかったけれど、今時そんなこと言えないから割り勘になった」

といった形で、本音を押し殺して相手に合わせると、結果的に関係がギクシャクしやすくなります。エンジェルのデータでも、本音と建前の乖離が「最初からお互いに気持ちよく関係を築く障壁」になっていることが判明しています。

なぜ本音を飲み込むと「しんどい」のか?

  1. ストレスがたまる
    本当の気持ちを飲み込んで無理をすると、相手とのコミュニケーションがどこかギクシャクし、デート中にも不自然な緊張感を抱えやすくなります。初回デートはお互いを知る大切な機会。ここで本心を隠すと、先に進むほど本音ギャップが膨らみ、後々の関係性構築にも影響します。

  2. ミスマッチの確率が上がる
    おごりか割り勘かといった“お金まわり”の価値観は、結婚後の生活にも直結しやすいテーマです。初回デートでささいな違和感を無視すると、次第に「他の価値観も合わないのでは?」という疑念が芽生え、本命候補から外れてしまうケースもあります。

  3. お互いにフェアなスタートが切れない
    男女平等を重視する時代において、お金の出し方ひとつで相手に依存的・優位的・遠慮的といったイメージを与えてしまうのはもったいないこと。特に婚活市場では「結婚後のパートナーシップ」を見据えるため、お互いが本心で向き合い、対等に話し合うスタンスが重要です。

【割り勘こそが示す「対等な関係」】男女平等の時代にふさわしい初回デートの考え方

私自身、札幌や北海道の婚活現場でたくさんの男女をサポートしてきた経験からも、「割り勘」がもたらすメリットは大きいと感じています。以下、特に意識してほしいポイントをまとめました。

1. お金の負担を平等にすることで「協力」の意識が芽生える

結婚は「ふたりで築く共同事業」と言われるほど、経済観念やお金の使い方が大きなテーマになります。初回デートの時点から「おごる」「おごられる」という一方的な関係を避け、お互いが同じだけ支払うことで「これから一緒に頑張っていこう」という協力意識を醸成できます。

2. 本音を言いやすい雰囲気づくりにつながる

「割り勘」の提案は、相手に自然と「本音を言っても大丈夫」という安心感を与えます。「無理におごってもらう必要はない」「自分も今後、相手にごちそうしたい」というスタンスが伝わりやすく、お互いのコミュニケーションが円滑になります。

3. 結婚後のパートナーシップをシミュレーションできる

婚活は「結婚後の生活シミュレーション」でもあります。家計をどうやって分担するか、家事や育児においてお互いがどう協力するかなど、デート中の割り勘は「経済的な対等性」を体験する第一歩。ここで無理をして“おごり=男性がすべて負担する”を押し通すと、結婚後の価値観に大きなギャップが生じかねません。

4. 時代背景に合ったスマートな婚活スタイルをアピールできる

現代は男女平等が大前提。おごり・おごられにかかわらず、「互いに支え合うパートナーシップ」を求める女性も増えています。札幌や北海道エリアの婚活市場においても、「どっちが払うか」ではなく「どう結婚後の生活を支え合うか」が重視されつつあります。ここで“率先して割り勘を提案できる男性”は、かえって女性からの評価が高まるケースもあるのです。

【おごりではなく「相性」を選ぶ婚活へ】本当に大切な婚活のポイント

エンジェルのアンケート結果を踏まえると、「初回デートのおごり」が恋愛ステータスを示す時代は終わりつつあります。では、婚活中の男女が本当に重視すべきことは何でしょうか?

1. “お金まわり”を含む価値観のすり合わせ

婚活では、デートの支払い方法だけでなく、趣味や休日の過ごし方、将来の子育てや介護に関する考え方など、多くの価値観を擦り合わせる必要があります。初対面の場でいきなり深い話をするのはハードルが高いかもしれませんが、お金まわりはわかりやすい指標の一つです。割り勘を提案したうえで「結婚後はどう家計をやりくりしたい?」などとライトに会話を振れば、お互いの経済観念を自然に確認できます。

2. コミュニケーションの誠実さとオープンさ

「おごる」「割り勘」という二択だけに囚われず、デート前にさりげなく「今日は○○円ずつ割り勘でいかがですか?」と提案することで、相手の反応を確かめられます。そこでお互いが素直に意見を言い合うことで、本音を探り合うコミュニケーションが生まれます。誠実でオープンな姿勢は、これから長く連れ添うパートナーシップの基盤となります。

3. 出会いの場ごとの“マナー”と“自由度”を理解する

  • マッチングアプリ…「おごり」が恋愛のシグナルになりやすいが、相手のプロフィールに「割り勘希望」「カジュアルに楽しみたい」と書いてある場合は、その意向を尊重するほうがスマート。

  • 結婚相談所…“真剣交際”が目的のため、男性がおごるケースが多いのは事実。しかし、最初から割り勘を提案し、「お互いにリスペクトし合える関係を築きたい」という意志を示すのも大きなアピールポイントになる。

  • 身の回り(職場・学校・紹介)…すでにある程度の人間関係があるため、割り勘や折半が自然。初回から「おごり」に固執するより、お互いに等しく楽しむ姿勢を見せるほうが信頼感を高められる。

4. “相性の良さ”を重視する視点

エンジェルの独自相性理論でも強調されるのは、「無理に自分を飾るのではなく、自然体でいられる相手」との出会いです。初回デートでお金の渡し方に無理があると、本来の自分が見えにくくなり、相性を正確に判断する妨げになります。割り勘を選ぶことで、「お金まわりにおいても本音で話せる関係」というシグナルを送り合い、お互いが素の自分をさらけ出しやすくなるのです。

北海道婚活で「自然体の関係性」を育むために

本記事では、エンジェルのアンケートデータをもとに「初回デートのおごり論争」と「本音と建前のギャップ」が持つ婚活への影響を考え、私自身が強く賛同する「割り勘スタイル」の意義を解説しました。ポイントを振り返ると以下のとおりです。

  1. 実際には77%が男性がおごったものの、35.5%が本音で「割り勘希望」を抱えていた

  2. 本音と建前のズレは、婚活の中で大きなストレス要因となる

  3. 割り勘は「対等な関係性」「協力意識の醸成」「結婚後の家計シミュレーション」につながる

  4. 出会いの場ごとのマナーを理解しつつ、本音でコミュニケーションを取ることが大切

  5. 最終的に重視すべきは見た目やおごりではなく「お互いを理解し合える相性の良さ」

特に北海道・札幌で婚活をしている皆さんには、「最近の婚活市場は男女平等を重視する流れが加速している」ことを知ってほしいと思います。結婚相談所やマッチングアプリで「男性がおごるのが当たり前」という古い慣習に縛られるよりも、割り勘を通じて「対等に支え合う意識」を共有するほうが、長く続くパートナーシップにつながるのです。

札幌の結婚相談所Hirokaでは、一人ひとりの本音や価値観を大切にし、無理のない自然体の婚活をサポートしています。初回デートの支払い方法ひとつをとっても、本音で話せる相手かどうかを見極める基準になります。ぜひ、初デートでの支払いをきっかけにお互いの価値観をオープンにし、対等な関係を築いていってください。

皆さまが「本音も建前も合致した、しんどくない婚活」を実現し、自然体で笑い合える相性抜群のパートナーと出会えることを、心より願っています。