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「もう少しこうしてくれたら」その望みの奥にある心の癖

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「もう少しこうしてくれたら」その望みの奥にある心の癖

「もう少しこうしてくれたら」と思うことはありませんか?
「もう少し自分の気持ちを言葉にしてくれたら」
「私のことをもう少し理解してくれたら」
「私の家族や友達と仲良くしてくれたら」
「将来のことを真剣に考えてくれたら」

相手には言葉にしていないけれど、心のどこかで「もう少しこうしてくれたら、もっと安心できるのに」と思っていることはありませんか。

どれも、相手に期待してしまいがちなことです。
けれど、相手のある部分を見るたびに、なぜかモヤモヤしたり、イライラしたりする。
そんな感覚を見過ごさないでくださいね。

もちろん、自分が望んでいる関係性を相手に伝えることも必要です。
自分の希望を言葉にすることは、二人の関係を育てるために大切なことです。

しかし、相手の変化が自分の安心の条件になっているとしたら、
その思いを少し見つめてみる必要があります。

「してほしい」の奥にある「してくれない」
自分の「○○してほしい」という望みの奥に、
「いつも○○してくれない」
という、満たされない思いが隠れていることがあります。

「私の気持ちを分かってくれない」
「私を大切にしてくれない」
「私が望むようには愛してくれない」

その思いは、今の相手との関係だけで生まれたものではないかもしれません。

これまでの人間関係の中で、何度も感じてきた思いが、今の相手を通して表れていることもあります。

その満たされない思いがあると、自分の望みを相手に伝えるだけではなく、
「いつか気づいてくれるはず」
「私が我慢していれば、いつか変わってくれる」
「本当に大切に思っているなら、分かってくれるはず」
と、相手が自分の望む姿に変わることを、心の中で待ち続けます。

そして、相手の言葉や行動を見るたびに、自分の望みに近づいているのか、それとも離れているのかを確かめるようになります。
望む反応が得られないと、モヤモヤやイライラが繰り返し湧いてきます。

あるいは、相手が自分の望む行動を取るように、遠回しな言葉をかけたり、態度で気づかせようとしたりすることもあります。

それが続くと、相手にとっては、自分の気持ちや考えをそのまま表しにくい、窮屈な関係になってしまいます。

自分も相手の反応を気にし続けることになり、お互いが心地よくいられる関係から、ずれてしまいます。

これは、相手へのコントロールなの?

コントロールというと、相手に命令したり、無理に行動を変えさせたりすることを思い浮かべるかもしれません。

けれど、

「相手が変わってくれなければ、私は安心できない」
と、自分が満たされる条件を相手の変化に結びつけ、その未来を手放せなくなることもあります。

相手を思いどおりにしたいわけではなくても、
「この人が、私の望む人になってくれたら」
という思いに心がとらわれているとしたら、それは執着から生まれる、気づきにくいコントロールなのかもしれません。

本当に望んでいるのは、相手を変えることではないはずです。

「自分の気持ちを分かってもらいたい」
「大切にされていると感じたい」
「安心して一緒にいられる関係を築きたい」

そのような気持ちを得たいのではないでしょうか。

自分の中の満たされない思いに気づかないままでは、相手が少し変わってくれても、
また別の「してくれない」が気になり始めます。

相手の行動によって一時的に安心できても、心の奥にある満たされない思いが残っているからです。

相手を変えようとする前に、

モヤモヤやイライラが湧いてきたときは、
相手の変わってほしいところを考える前に、自分に聞いてみてください。

「相手がそれをしてくれないとき、私は何を感じるのだろう」
「分かってもらえないと感じたとき、どんな思いが湧いてくるのだろう」
「この感覚を、私はいつから知っているのだろう」

本当に見つめる必要があるのは、相手の変わってほしい部分ではなく、その部分に反応している自分の中の満たされない思いなのかもしれません。

心の癖に気づくことは、相手のすべてを受け入れて、自分が我慢することではありません。
自分が望むことを相手に伝え、相手の考えも聞いたうえで、二人が心地よくいられる関係を一緒につくれるかどうかを考えることです。

そらなみでは、自分では気づきにくい、心の奥にある「思い込みや心の癖」を一緒に見つけていくお手伝いをしています。相手に変わってほしいと思う気持ちの奥に、どのような満たされない思いがあるのか。一緒に丁寧に見つめていきます。

そらなみ|愛知