婚活男性のみなさん、年下女性ばかり見てい……
結婚相談所クインテット恵(奈良県)
2024.08.17
ベリンダ
一男さん(仮名)は大手企業に勤め、育ちも悪くない男性だ。30歳を過ぎて合コンの機会も無くなってきたので、結婚相談所に入会した。スペックも悪くないので多くの女性と会うことができたが、最終的に2人のどちらかと真剣交際する選択を迫られることになった。
一男さんは優しそうな幼稚園教諭の女性を選んだが、もう一人仮交際でお断りを入れた女性のことが忘れられず、真剣交際後もずっと脳裏に彼女の残像が残っていた。
同じ時期、社内で既婚者の女性の先輩に婚活の相談をしていた。その女性は一男さんより年上だが一男さんのタイプで何度か会っていくうちに単なる相談相手の枠を超えて、恋心を抱くようになっていった。
相手は既婚者だが、夫には恋愛感情もなければ、男女の関係もないということだった。ただ、男性不信があり、彼女自身付き合っていない男性と男女の関係になることには非常に慎重だった。
一男さんは結婚についてはそんなに急いでおらず、というか決断が出来なかったが、真剣交際相手女性の親と会ったり段取りを組まれ、自分の両親から早く結婚したらという催促もあり、着々と外堀を埋められて行っている状況になっていた。
そんな中、既婚者だった社内で気になっていた女性が離婚したという。一男さんから連絡を取り、デートをすることになった。彼女は貧血になりやすい体質があり、デート中15分くらいベンチで横になることもしばしばあるという。デートの時も貧血が彼女を襲い、椅子で横になったが治らない。
そこで近くのホテルで休憩しようということになった。彼女はベッドで横になり、一男さんはソファに座り待っていた。室内はクーラーが効いていたので寒気を感じた一男さんに対し、彼女からベッドに入ってきたらという誘いがあった。男の血が騒いだ。そこで一線は超えなかったが、身体を密着させてじゃれあった。その後も彼女と食事に行く機会があり、「このまま相談相手の関係じゃあ寂しいから彼氏になってくれない?」と告白された。
優柔不断さですぐには返事できず迷いに迷った一男さん。真剣交際中の相手を取ることを決め、そのことを女性に伝えた。女性は涙を流して了解してくれ、一男さんも涙が止まらなかった。
結局、真剣交際中の相手と結婚することになった一男さんだが、未だに告白を断った職場の先輩女性に対しての未練は消えず、更には真剣交際するか迷った挙句お断りを入れた女性への気持ちも失われてはいない。
妻から非常に愛されている一男さん。自分にはそこまでの熱量がないことは分かっており、その差から今後何十年と過ごす結婚生活に不安を感じているという。
本来であれば結婚とはめでたいものなのだが、新婚当初から迷い、戸惑いを抱えてスタートするそんな彼の姿を見ているとこちらまで不安になってくる。
人の良さとスパッと忘れる決断力がないことで惹起された現状。いつまでも過去の恋愛を引きずっていて前に進めない人は多いが、結婚後まで過去を引きずるとさすがにまずい。
相談に来た一男さんにこちらからは「自分を心の底から愛してくれる女性がいることの有難さに感謝して、奥さんと真剣に愛情を持って向き合っていきましょう。過去は道連れにする必要はないです」と伝えたが、優柔不断な彼に響いてくれることを望むばかりだ。
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