<例1>
本来、女性がわかりやすく短く表現すれば「ねえ、子供たちを迎えに行ってきて」となるところを「子供たちを迎えに行く時間なんだけど、私は行けないのよ」という回りくどい言い方をする。こういう言い方はすべきではない。なぜならば、相手は次のように受け取ってしまうからである。
「あなたはなんとか時間をつくって、子供たちを迎えにいかなければならないのよ。あなたが少しも頼りにならない冷たい人じゃないという証にね」
彼はまるで命令されているかのように解釈してしまうのである。
<例2>
「車の中から買物をしてきたものを取ってきて下さらない?」の一言も「車の中に買物をしてきたものがあるんだけど・・・」と間接的な言い回しをしたばかりに「車の中に置いてきたものを取ってくるのはあなたの仕事でしょ。私は買いに行ってきたのよ」と、まるではじめから当然のことだと予期されているかのように受け取ってしまう。
<例3>
「今度、食事に連れて行ってくれない?」と素直に頼めばよいことを「とてもじゃないけど、今日は夕食を作っている暇がないわ」と言うので、次のようにとられてしまう。
「私はこれまで、あなたのためにこんなに尽くしてきたじゃないの。少しやってあげすぎた感じよ。たまには外へ食事に連れて行ってくれてもいいじゃない。そのくらいのことはしてくれるべきよ」。つまり、男性は彼女が自分の日常的な行動にひどく不満を抱いていると受け取ってしまう。
<例4>
「今週の日曜日、どこかへ連れて行って」と言うべきところを「私たち、ここ数ヶ月はどこも行っていないわね」と婉曲に訴える。
「あなたは私をちっとも大事にしてくれないのね。私がしてもらいたいと望んでいることを少しも叶えてくれようとしない。1週間に1度ぐらいはどこかへ連れて行ってくれたっていいじゃないの」。彼はあなたが怒りをぶちまけているかのように受け取ってしまう。
<例5>
「近いうちに、ゆっくりと話し合う時間をつくってくれない?」と言うべきところを「私たち、よく話し合う必要があるわね」というので、彼はこんなふうに誤解する。
「私たちにコミュニケーションが欠けているのはあなたのせいよ。充分に話し合う時間を少しもつくってくれないじゃないの。あなたは、もっと私と話をしてくれなくてはいけないわ」。彼は、自分が激しく非難されているように受け取ってしまう。
女性が男性に対して援助を要求する際に、もっとも犯しやすいミスの1つは「〜してほしいの」という言い方をしないことである。たとえば「ゴミ箱がいっぱいだわ」というのは、単なる情報提供である。「ゴミを捨ててちょうだい」という言い方が要求だ。
女性は、よく「〜できるかしら?」とか「〜だわ」という言い回しをして、「〜してほしいの」という本意を間接的に相手に伝えようとする。だが、前述したように間接的な要求は自分の意図をそのまま相手に伝えてはくれない。たまに使えばせいぜい無視される程度だが、執拗に乱用し続ければ相手を苛立たせ、怒らせてしまう。
相手の男性は、次のような言葉を投げかけて怒りをぶつけてくるだろう。
・「クドクドと説教じみたことを言うんじゃない」
・「いつも回りくどい言い方でああだこうだと言いやがって。うるさいんだよ!」
・君に言われなくても何をしたらいいか、わかっているよ」
・「ガタガタとあれこれ嫌味を言うのはやめてくれ」
・「この俺に命令するのはやめてくれ」
こういった男性の言葉が女性の耳にどう聞こえようとも、彼らが本当に言いたいことは「君の要求の仕方が気に入らないんだよ」ということである。
だが、もし女性の言葉の言い回しというものがいかに男性に影響力を与えるかということを理解できなければ、彼女は頭をより混乱させてしまうに違いない。相手にものを頼むことが怖くなり、ますます「〜できるかしら?」「〜してもらえるかしら?」という頼み方をするようになる。なぜならば、彼女はそのほうがより丁寧で礼儀正しいと考えているからである
ショパン・マリアージュ(釧路市の結婚相談所)
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