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「行動することは自分を変えること」〜加藤諦三教授の視点から〜

2025.05.06

ショパン・マリアージュ

序論──「行動」の重さと変化の本質

人はなぜ変わることができるのか──あるいは、なぜ変われないのか。人生において「変わりたい」という欲求は誰しもが一度は抱く。それにも関わらず、多くの人が変化に踏み出せない。加藤諦三はこの人間の「停滞」と「変容」を、心理学的、哲学的、そして社会的視座から鋭く切り取ってきた評論家である。彼の著作群は、自己欺瞞や劣等感、愛と孤独に悩む現代人の心理を解き明かしながら、「行動こそが人間を変える唯一の道である」と幾度となく語っている。

「行動することは自分を変えること」。この言葉は加藤の人生観、そして人間観を象徴している。そしてこの言葉の奥には、単なる自己啓発を超えた、人間の「意志」と「無意識」のせめぎ合いがある。本論では、この命題を軸に加藤諦三の理論を探り、さらに実際の事例やエピソードを交えながら、行動による自己変革の力を詳細に論じていく。

第一章──加藤諦三における「行動」の哲学

1.1 「変わりたいのに変われない」人々

加藤諦三はその代表作『自分のために生きていけるか』の中で、変化を望みながらも一歩が踏み出せない人々の心理を、「自分に嘘をつくこと」によって説明している。たとえば、職場で毎日ストレスに苦しみながらも、転職や配置転換という具体的行動に踏み出せない人がいる。彼らは、無意識的に「今のままが安全だ」と信じ込むことにより、自らの行動を封じてしまう。この「無意識の安心」が変化を拒む最大の壁である。

加藤は「人は“安心”にしがみつくが、その安心は必ずしも“幸福”とは限らない」と説く。変化とは不安を伴うものだが、その不安を乗り越えた先に初めて真の自分が待っている。つまり、変わるとは、まず“恐れ”に直面し、それを超えて“行動”することである。

1.2 行動の契機は「気づき」から始まる

加藤はまた、「行動の出発点は、自分の心の深部にある感情への気づきである」とする。ある女性が長年モラルハラスメント的な夫との結婚生活に耐えていた。だがある日、自分が「幸福を感じていない」というシンプルな事実に気づいたことから、離婚に踏み切った。これは一見すると単純な行動だが、加藤の視点ではこの「気づき」こそが深い心理的プロセスの産物であり、まさに自己変革の出発点である。

気づきは内省から始まる。しかしそれだけでは足りない。気づきを得た後に、恐れを乗り越えて一歩踏み出す「行動」がなければ、何も変わらない。

1.3 「行動」によって過去を変える

加藤のもう一つの重要な視点は、「過去は変えられないが、行動によって過去の意味を変えることはできる」という逆説的な考えである。例えば、幼少期に虐待を受けた男性がいた。彼は長年、「自分は愛される価値がない」と信じていた。しかし、加藤の著書『愛されたいという病』の中で紹介されたセラピーを通じて、自分の価値を確認し、カウンセラーという職を選び、多くの人を支援する立場へと転換した。

この例が示すのは、人は過去に何をされたかよりも、今どう行動するかで、その意味を再定義できるという加藤の哲学である。

第二章:心理的ブレーキを突破する──「行動の敵」との対峙

2.1 行動を阻む見えない壁

「どうしても行動できない自分がいる」。多くの人は、やるべきこと、やりたいこと、変えたいことが頭ではわかっていながら、実際には動けずにいる。この「動けなさ」は単なる怠惰ではなく、加藤諦三の視点では、「心理的ブレーキ」の働きによるものだとされる。

加藤は『心の休ませ方』において、「行動を阻むものの正体は、しばしば“幼少期に獲得された無意識的信念”である」と述べている。つまり、私たちは自らの過去の経験、特に親との関係や社会的な評価から、「自分にはできない」「自分がやっても意味がない」といった否定的な自己イメージを内面化してしまっているのである。

このような思考パターンは、本人にとっては“現実”のように感じられるが、実は歪められた認知に過ぎない。行動できない人は、行動しないのではなく、「行動することが怖い」のである。

2.2 劣等感の牢獄

加藤は『劣等感という名の幻想』において、劣等感がいかに人の行動力を奪うかを具体的に論じている。たとえば、ある男性が小学生の頃に勉強が苦手だったため、教師から「お前は努力しても無駄だ」と言われた経験を持っていた。その言葉は成人した後も「自己暗示」となって根付き、転職や新しい資格取得などに挑戦しようとするたび、「どうせ無理だ」という声が心の中で響いた。

このように、劣等感とは記憶や過去の言葉の“亡霊”のようなものであり、今ここでの行動に対して根拠のない不安と抑止をかける。

しかし加藤は、「劣等感を消す唯一の方法は、“行動による上書き”である」と述べている。つまり、実際に挑戦し、失敗してもなお行動し続けることが、心の中の“無力感”を再構成していくのだ。失敗を恐れて行動しないことは、結果として「自分は本当にダメなんだ」という誤った信念をさらに強化するだけである。

2.3 他者依存と承認欲求の罠

また、加藤が鋭く批判するのが「他者の目」に縛られた生き方である。『他人に振り回される人 自分を見失う人』において、彼は「他人の期待に応え続ける人生は、自分の人生を生きていない」と明言している。

特に現代社会では、SNSや職場での人間関係において“承認”の価値が過剰に高まり、行動の動機が「自分がやりたいから」ではなく、「他人に認められたいから」になってしまっている。これは表面的には活発に行動しているように見えても、実際には“自分の軸”が欠けており、いずれ燃え尽きる。

行動とは本来、「自分の内なる声」に従うものでなければならない。加藤は「行動とは、自立の第一歩である」と説き、他者依存から脱却して、自分の感情と価値に基づいて生きることの重要性を繰り返し説いている。

2.4 行動を可能にする「孤独との対峙」

行動できないもう一つの原因に、「孤独への恐れ」がある。加藤は『孤独が人を強くする』の中で、「自立した行動の先には、しばしば孤独があるが、それは健全な孤独である」と述べている。

たとえば、家庭のしがらみを断ち切って独立を選んだ若者が、一時的に家族や友人から距離を置かれることは避けられない。しかしそれは、自己の価値観に従って行動するために必要な“通過儀礼”なのだ。

「本当の意味で自分を生きるとは、一時的にでも他人に理解されないことを恐れないことだ」。この姿勢があってこそ、人は初めて自分の選択に責任を持ち、人生の主導権を取り戻す。

2.5 行動を促す「内なる声」との再会

加藤は「人は誰しも心の奥に、本当にやりたいこと、行きたい場所、会いたい人がいる」と語る。それを無視し続ける限り、行動はいつまでも他人任せであり、変化は起きない。ある看護師の女性は、長年病院勤務に疲弊し、自分には向いていないと感じていた。ある夜、「自分は小さなカフェを開きたい」という昔の夢を思い出し、1年かけて行動を起こし、ついに独立を果たした。

このような「原初の欲望」に耳を傾けることが、最も強力な行動の原動力となる。

小結──行動の敵に名を与えることで、突破口が見える

心理的ブレーキには名前がある。劣等感、恐れ、他人の目、孤独への不安──それらの「敵」に名前を与えることは、自己理解の第一歩である。加藤諦三は「心を言葉にすることで、人は自分の行動を変えられる」と述べている。内面の敵と向き合い、それを言語化し、理解し、そして一歩踏み出す。それが「行動すること」によって、自分を変える本当の入り口なのである。

第三章:行動が習慣を生む──無意識の書き換え

3.1 無意識こそ人間の「行動」を決定づける

加藤諦三は幾度となく「人間の行動は意識によってではなく、無意識によって支配されている」と語っている。私たちは理性的な存在であると同時に、膨大な量の過去の体験・感情・思い込みに支配された「無意識的存在」でもある。

このことを如実に示すのが、『自分を好きになれない人たち』に登場する例である。ある女性は「もう二度とダメな恋愛はしない」と頭では誓いながら、無意識のうちにまた似たような自己中心的な男性と関係を持ってしまう。彼女の意識は変わっていても、無意識に刻まれた「自分は愛される価値がない」「強い男性にすがるべき」という信念が、行動パターンを変えさせないのである。

このように、人間の根本的な変化とは「無意識の書き換え」に他ならず、そのためには行動の継続、すなわち「習慣化」が必要不可欠である。

3.2 習慣とは「無意識の再教育」である

では、どうすれば無意識を変えることができるのか。加藤は『心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ』の中で、「習慣は人格を作る」と説いている。つまり、繰り返される行動が無意識に影響を与え、新しい“自分像”を作っていく。

これは心理学における「認知行動療法」とも一致する考えである。つまり、思考を直接変えようとするのではなく、「行動を変えることで思考と感情を再構築する」のである。

たとえば、ある男性が「他人とのコミュニケーションが苦手」という理由で孤立していたが、加藤の言葉に影響を受け、意図的に「一日一回誰かに挨拶する」「雑談を10秒だけ続ける」といった小さな行動を続けた。最初はぎこちなくても、続けるうちに無意識が「人と関わっても傷つかない」という新たな信念を形成し始め、半年後には自然に会話を楽しめるようになっていた。

**行動の反復が「怖れ」の記憶を上書きし、安心の記憶へと変化させる。**これが、無意識を書き換える最も実践的な手法なのである。

3.3 小さな習慣が「新しい自分」を作る

加藤は「人は一日で変わることはできないが、一日一日の積み重ねで必ず変われる」と語っている。これを象徴するのが『がんばらない生き方』に登場するエピソードである。

大学受験に三度失敗したある青年が、「もう努力しても無駄だ」と自暴自棄になっていた。しかし彼は「毎日10分だけ勉強する」という行動から再スタートし、1年後には大学に合格しただけでなく、勉強を楽しめるようになっていた。彼にとってこの10分間の積み重ねが、「自分は努力できる人間だ」という新しいアイデンティティを形成したのである。

習慣とは行動の蓄積であり、やがて自己概念そのものを刷新する力を持つ。

3.4 自己イメージと行動の相互作用

加藤の思想において、行動と無意識は双方向的に影響し合う。たとえば「私は人見知りだ」という自己イメージを持つ人は、それを裏付けるような行動を無意識に選択する。だが逆に、「社交的に振る舞う」という行動を繰り返すことで、やがて「私は人見知りではないかもしれない」という新たな自己認識が生まれてくる。

この点で重要なのは、「行動を先にする」という加藤のアプローチである。無理に自己肯定感を高めようとするのではなく、先に肯定的な行動を取ることで、自然と無意識が変わっていくという実践的態度である。

3.5 習慣を支える「意味」の再構築

行動を継続するには、その行動が自分にとってどのような「意味」を持つかが鍵になる。加藤は『生きる勇気と癒す力』の中で、「人は意味のない行動を長く続けることはできない」と指摘している。

同じ行動でも、「なんとなくやる」のと、「自分を変える一歩としてやる」のとでは、脳に与える影響がまったく異なる。自己変革を目指す行動は、たとえ小さくても「象徴的意味」を持ち、その意味づけが継続のモチベーションを生む。

小結──無意識は「行動の継続」でしか書き換えられない

加藤諦三が繰り返し述べるように、「行動があなたを変えるのではない。行動を継続することが、あなたの無意識を変え、その無意識があなたを変える」のだ。新しい自分になるために、必要なのは“正しい自己理解”よりも、“正しい行動の反復”である。

人間は習慣の生き物であり、習慣は無意識を再教育する。無意識が変われば、選ぶ言葉も、選ぶ人間関係も、そして人生の質そのものも変化していく。それは、静かだが確かな「自己革命」である。

第四章:人間関係における変化──勇気ある行動の連鎖

4.1 人間関係は「鏡」である

加藤諦三は『愛するということがわからない』において、「他人との関係は、自分自身との関係を映し出す鏡である」と述べている。人間関係におけるトラブルの多くは、相手の問題というより、自分の未解決な内面──劣等感、依存、不安──の投影である。つまり、人との関係を変えたいなら、まず自分の行動を変えなければならない。

たとえば、いつも「人に支配される」恋愛を繰り返していた女性がいた。彼女は常に相手に尽くしすぎて自分を失っていたが、加藤の著作をきっかけに「自分の気持ちを優先してみる」という小さな実験を行った。その結果、関係性のバランスが変わり、相手も変化を見せ始めたという。

これは一見ささやかな出来事だが、「自己の変化が他者の応答を変え、人間関係全体を変容させる」ことの典型例である。行動の変化は“連鎖”を生む。

4.2 支配からの解放──「ノー」と言う勇気

加藤は『自分を大切にするということ』において、「“ノー”と言えない人は、自分を大切にしていない」と警鐘を鳴らす。人間関係の中で我慢や迎合を続けることは、一見円滑な関係を保っているようでいて、実は自己否定の継続にすぎない。

ある会社員の男性は、上司の理不尽な要求にも「断れない性格」を理由に従い続けていた。しかし心身の限界に達し、「断ってもいい」と一度だけ言ってみた。予想に反して上司は怒ることなく、逆に「お前も限界だったか」と理解を示した。

**自分を守る行動は、相手に対しても“新しい態度”を引き出す引き金となる。**ここに、行動の連鎖的力がある。

4.3 「優しさ」の誤解と真のコミュニケーション

加藤はまた、「優しさ」を履き違えた人間関係に警鐘を鳴らしている。『やさしさに飢えている人たち』では、「本当の優しさとは、相手を甘やかすことではなく、時には率直に本音を伝えることである」とされる。

たとえば、友人の自己破壊的な行動に対して「見て見ぬふり」をしてきたある女性が、「あなたが心配」と正直に伝えた。これまで“無干渉”を優しさだと信じてきたが、その一言で友人は涙を流し、「初めて本当に心配してくれる人に出会った」と語ったという。

このように、**本当の人間関係とは、勇気ある自己表現によって深まっていく。**本音を伝えることは相手を動かす。そしてその動きが、自分にも新たな人間的安心をもたらす。

4.4 共依存の罠──「離れる勇気」が関係を癒す

加藤は『他人を支配せずにはいられない人』において、共依存的な関係の危険性を述べている。片方が「助ける」、もう片方が「助けられる」関係は、一見愛情のようでいて、両者を自己否定の循環に巻き込む。

ある母親が、息子の生活全てを管理し、「あの子は私がいないとダメだから」と信じていた。しかし、息子が30歳を超えても自立できず、母も精神的に疲弊していた。セラピーを通じて母親が「私は彼の人生を生きてはいけない」と気づき、距離を取ったことで、息子は自分で職を探し、初めて生活を自分で営むようになった。

**“手放す”という行動も、愛の表現である。**そこに生まれる変化は、双方の人生を自由にし、人間関係の質そのものを高める。

4.5 変化の波紋──家族・職場・社会へ

加藤は人間関係の変化は「一人の変化から始まる」と強調している。自分が行動を変えると、パートナー、家族、同僚も少しずつ影響を受ける。そしてその波紋は、職場の風土や家族の価値観、場合によっては社会の常識にも影響を及ぼす。

たとえば、パワハラ気質の上司が支配的態度を取っていた部署に、新人の女性社員が「自分の意見を明確に伝える」「不当なことは拒否する」という姿勢で臨んだところ、それを見た他の社員たちが少しずつ態度を変えはじめ、ついには上司自身も態度を改めるようになったという事例がある。

人間関係における勇気ある行動は、予想を超える広がりを生み出す。

小結──変化は一人から始まり、周囲を変えていく

加藤諦三が説く「行動の連鎖」は、まず一人の内的変革から始まる。自分の恐れを超えて、ノーと言う、自分を優先する、本音を伝える──そうしたささやかな行動が、他者の態度、関係性の構造、そして共同体全体の空気を変えていく。それは“変わる勇気”の連鎖反応である。

この章を通じて見えてきたのは、「人を変えることはできないが、自分が変われば、人間関係は確実に変わる」という加藤の確信である。

第五章:社会の中での変容──加藤諦三の社会的視点から

5.1 「個人の不幸は社会の構造的問題である」

加藤諦三は、個人の心の問題を「社会構造の病理」と深く関連づけて論じる数少ない評論家である。彼は『自分に気づく心理学』の中で、「心の不安や抑うつは、決して個人の中だけで完結しているものではなく、社会そのものが抱える矛盾が個人に投影されている」と述べている。

たとえば、他人との比較が絶えないSNS社会において、常に「他者に勝たなければならない」「目立たなければ存在価値がない」という価値観が蔓延している。これに適応しようとする人々は、やがて燃え尽き、虚無に襲われる。しかしこれは“本人の弱さ”ではなく、“社会の価値観の暴力”であると加藤は断じる。

個人の苦悩は、社会の圧力構造の帰結でもある。

5.2 成功信仰と競争社会の呪縛

加藤は特に「成功神話」の危険性を繰り返し指摘している。『愛するということがわからない』では、「人を支配する最大の思想は、“成功しなければならない”という恐怖だ」と断言する。

この社会では、学歴、職業、収入、外見などが“人間の価値”として数値化され、比較される。そしてそこから外れた者は「劣っている」とされ、自尊心を奪われる。だが加藤は、真に人を癒し、自信を与えるのは“他者との比較ではなく、自己との対話”であると説く。

つまり、社会に流布する価値観に無批判に従って生きるのではなく、自分の内なる価値観に基づいて行動することが、自分自身の人生を取り戻す第一歩である。

5.3 「正しさ」への過剰な服従が人を苦しめる

日本社会に特有の構造として、加藤は「形式主義的な正しさ」への過度な服従を批判している。『生きる意味を失うとき』では、「人は“正しいこと”をしているつもりで、自分の心を押し殺してしまうことがある」と指摘する。

たとえば、会社員が職場のルールや慣習に盲目的に従い、毎日残業を重ねながら家庭を犠牲にしている。これは「責任感が強い」ことのように見えるが、実際には“社会的期待に応えるために自分を見失っている”状態である。

加藤はここで、「本当に正しいことは、必ずしも“常識的に正しいこと”ではない」と述べる。形式的な正しさよりも、自分の感情に正直であることが、人間としての誠実さである。

5.4 自分を変えることは、社会を変える第一歩

個人の行動変化は、社会変革の種でもある。加藤は「自分を変えることは、社会の無意識の価値観に“ノー”と言うことである」と語っている。

たとえば、過労死寸前の働き方を見直し、週3日勤務に切り替えたある女性は、職場の同僚から批判されながらも、自分の生活を取り戻した。その姿に影響された別の社員も同様の働き方を模索し始め、数年後にはその会社全体が「柔軟な働き方」を推進するようになった。

個人の「変わる勇気」が、社会の価値観そのものを揺るがす可能性を持つ。

この視点は、マクロ的に見れば市民運動や社会運動にも通じる。ブラック校則に声を上げる高校生、育児休暇を取る男性、LGBTQ+としてカミングアウトする会社員──すべての行動は、社会の旧来の構造にひびを入れる「微細な革命」なのだ。

5.5 加藤諦三の社会批評の特異性

加藤の特徴的な点は、「社会批判」と「自己変革」を分けて考えないところにある。左翼的な政治運動が社会構造のみに目を向けがちであるのに対し、加藤は社会と個人の“心”を連続的に見る。

『心の休ませ方』では、「社会を憎むことではなく、自分の中にある“社会の声”に気づくことが大事だ」とされる。つまり、「社会を変えるには、まずその社会の声に従ってしまっている自分自身を変えることから始めよ」という姿勢である。

小結──「行動」が社会の“常識”を再定義する

この章を通じて明らかになったのは、加藤諦三が描く“社会”とは単なる制度や政治構造ではなく、「私たち一人ひとりが内面化している社会的価値観」そのものであるという点である。ゆえに、その社会を変える最小単位は、“一人の行動”である。

個人の「違和感を大切にする勇気」、形式に従わない「異を唱える行動」、そして「自分らしく生きる選択」は、静かで着実に、社会の「当たり前」を揺り動かしていく。加藤が生涯をかけて伝え続けたのは、一人の人間が行動を変えることこそが、社会全体を少しずつ変えていく本当の力であるという信念に他ならない。

第六章:ケーススタディ集──実際の行動変容例10選

ケース1:パワハラ職場からの脱出──「辞める決断」がもたらした自己肯定

状況:28歳・男性。上司からの叱責と無視に苦しみながらも、「ここで辞めたら負け」という思いに縛られ、3年間我慢。

行動:加藤諦三の「正しい決断は恐れを伴う」という言葉に触れ、退職を決意。半年間のブランク後、福祉職へ転職。

変化:他人の評価から自分を切り離し、「自分を大切にする生き方」に自信を持てるようになった。

分析:自己犠牲型の忍耐から脱し、加藤が説く「行動による自己回復」が成就した例。

ケース2:母との共依存を断ち切る──30歳女性の自立

状況:30歳・女性。過干渉な母に「あなたは一人では生きていけない」と育てられ、結婚・就職すら決断できず。

行動:カウンセリングを通じて母との心理的距離に気づき、ひとり暮らしを開始。

変化:最初の半年は孤独と不安に耐えたが、「自分で決める経験」を通して人生のコントロール感が芽生えた。

分析:加藤の「母の呪縛から逃れるには、まず空間的・経済的自立をせよ」という理論の実証例。

ケース3:DVからの離脱──恐怖の中で「助けを求める」勇気

状況:35歳・女性。夫からの精神的・肉体的暴力に5年間耐えてきたが、「私が悪いから」という思い込みが強かった。

行動:被害者支援センターに匿名で電話。支援を受けて別居→離婚。

変化:初めて自分の人生を「選べる」という感覚を得た。PTSD治療と共に心の回復も進行。

分析:加藤が繰り返す「自己否定は暴力を呼び寄せる」という警句が、行動のトリガーに。

ケース4:“いい人”をやめた50代男性の転機

状況:52歳・男性。職場でも家庭でも「頼まれると断れない」性格。常に不満を飲み込み、慢性胃痛に悩む。

行動:毎日一つだけ「断る練習」を開始。小さな拒否から始め、「自己の欲求を表現する」ことを学習。

変化:3ヶ月でストレス軽減。家族との会話も対等なものに変化。人間関係が「無理のない距離感」に整った。

分析:加藤が指摘する「抑圧の優しさは、最終的に攻撃性を生む」ことの回避成功例。

ケース5:SNS依存からの脱却──他者評価からの解放

状況:高校2年・女性。SNSに「いいね」がつかないと強い不安を感じ、1日に5時間以上SNSを見ていた。

行動:2週間のデジタル・デトックスを実行し、SNSを全てログアウト。紙の日記で自己表現を開始。

変化:自分の感情と対話する時間が増え、「他人がどう見るか」ではなく「私はどう感じているか」に意識が向いた。

分析:加藤が強く批判する「承認欲求の奴隷」からの脱却事例。

ケース6:内向型サラリーマンが営業に挑戦──“苦手”の克服

状況:26歳・男性。内気で人と話すのが苦手。内勤職だが、希望部署への異動に営業が必要と判明。

行動:1日1回の「話しかけミッション」を自分に課す。最初は天気の話から、徐々に会話が拡張。

変化:半年後には営業部に異動し、初成約を獲得。「話せる自分」に対する新たな認識が芽生えた。

分析:加藤の「自己像は、行動によってしか塗り替えられない」ことの好例。

ケース7:完璧主義の呪縛から抜け出した大学生

状況:21歳・男性。「失敗が怖くて何も始められない」典型的な完璧主義。レポートも提出ギリギリまで仕上げず。

行動:毎日「1行だけでもレポートを書く」を継続。途中での提出を許す練習を開始。

変化:不完全でも動く自分を受け入れられるようになり、他人との比較癖も減少。

分析:加藤の「完璧主義は自己愛の反動」であるという洞察に基づいた行動療法型の対応。

ケース8:引きこもりからの社会復帰──地域ボランティアの力

状況:34歳・男性。大学中退後、10年間の引きこもり生活。

行動:町内会のボランティア清掃に「週1回15分」だけ参加。

変化:会話が生まれ、ついには福祉施設でのパート勤務へ。社会的自己像を再構築。

分析:「無理に社会復帰するのではなく、まず“居場所”に出会う」ことの大切さを加藤は繰り返し強調している。

ケース9:中年期のキャリア転換──「やりたい」を優先した決断

状況:45歳・男性。大企業の安定を捨てるべきか悩み続けたが、「本当は文章を書く仕事がしたい」と長年感じていた。

行動:副業でライター活動を開始。1年後、独立。

変化:収入は減ったが、「毎日が自分の選択の連続」と実感。うつ症状も改善。

分析:加藤が提唱する「幸福とは、自己決定感の中にある」を体現する事例。

ケース10:親からの否定的メッセージに「さようなら」した女性

状況:29歳・女性。「あんたには無理」と言い続けた父の声が脳裏から離れず、常に自信がなかった。

行動:手紙を書くことで“内なる父親”に感情をぶつけた後、海外語学留学を決行。

変化:異文化の中で「評価のない世界」を経験し、「誰の許可もなく自分を信じる」術を獲得。

分析:加藤が唱える「過去は変えられないが、その意味は変えられる」思想の実践。

小結──行動が現実を変え、現実が自己像を変える

これらの10例に共通しているのは、「小さな行動」が心を変え、関係を変え、人生全体を変えたという事実である。加藤諦三の思想は、「心が変われば行動が変わる」ではなく、「行動が変われば心が変わる」という逆説に立脚している。

自分を変えるには、自分の現実を一歩変えるしかない。そして、その変化が他者や社会にまで波及していく。ケーススタディはその「変化の実在性」の証明であり、読者の勇気を支える道標でもある。

第七章:加藤哲学の実践──私たちはどう変われるか

7.1 「変わる」とは、完璧な自分になることではない

加藤諦三は『自分のために生きる勇気』において、「人は変わろうとして、自分を否定しすぎてしまう」と警告している。「変わる」という言葉には、しばしば「今の自分を否定しなければならない」という過剰な意味が含まれてしまうが、加藤が提唱する変化とはそうした急進的な自己改革ではない。

加藤のいう「変わる」とは、「少しずつ自分の心に誠実になっていく」ことであり、それはあくまで“実行可能な小さな一歩”から始まるものである。

まずはこの基本姿勢──「完全な自分になろうとしない」「今の自分を受け入れたうえで、より本来の自分に近づこうとする」姿勢が、実践の起点となる。

7.2 ステップ①:感情に気づく──“心の声”を捉える

変化の第一歩は「気づき」である。加藤は常に「行動の前には感情への気づきが必要だ」と説いている。人は何かをする前に、「本当はどうしたいのか?」「今、何に怒っているのか?」「何が悲しいのか?」を無視しがちである。

実践法:

朝と夜に「感情日記」を書く(嬉しい/不安/怒り などの記録)

予定表ではなく「感情予定表」を作る(例:今日は不安が出そうな会議→自分をどう守る?)

この習慣は、自分の本音と向き合う準備運動になる。心を言葉にすることが、行動の土台となる。

7.3 ステップ②:小さな行動を決める──“完璧”ではなく“1mmの前進”

加藤は「大きく変わろうとする人は、結局何も変えられない」とも述べている。だからこそ、まずは具体的かつ実行可能な行動目標を設定することが鍵になる。

実践法:

「断るのが怖い」人 → 毎日1つ、無理な頼みを丁寧に断ってみる

「人と話すのが苦手」な人 → 毎朝1人に挨拶する

「完璧主義」な人 → 「未完成でも出す」「60点で良し」と唱える

ここで大切なのは、**“できたかどうか”ではなく、“行動したかどうか”**にフォーカスすることだ。成功の有無より、「自分で決めて動いた」事実が、自信を生み出す。

7.4 ステップ③:結果ではなく“継続”を評価する

加藤哲学の根底には、「人間を変えるのは、意志ではなく“習慣”である」という信念がある。三日坊主で終わるのは意思の弱さではなく、評価の方法を間違えているからだ。

実践法:

毎日記録をつける:「できた」「できなかった」ではなく、「やろうとしたかどうか」を〇×で記録

SNSや他人の評価ではなく、「昨日の自分との比較」で判断する

失敗した日は「なぜやれなかったか」ではなく「どうすればまたできるか」に焦点をあてる

習慣を評価する基準を変えることで、自己否定から“継続する力”へと意識が転換される。

7.5 ステップ④:孤独を怖れない──“自分の選択”に立つ勇気

行動を変えることは、しばしば他者との摩擦を伴う。加藤は『孤独が人を強くする』で、「自分らしい選択は時として孤独を呼ぶが、それは自由の証である」と語る。

実践法:

“孤独日記”をつける(孤独を感じた出来事と、それをどう乗り越えたか)

「理解されないこと」をあらかじめ許す

同じような道を歩む人とつながる(読書会や対話会)

“自分の人生を生きる”という選択には、時として孤立がついてくるが、それは“他人の期待”から自由になるための痛みでもある。

7.6 ステップ⑤:「意味」を見つける──行動に象徴的価値を与える

加藤は『生きる勇気と癒す力』において、「人は意味のない行動を続けることはできない」と述べている。行動を習慣化するには、「それが何を象徴しているか」という深い“意味づけ”が必要である。

実践法:

「この行動は、自分にとってどんなメッセージか?」と書き出してみる

(例:「断ること=自分を守るための宣言」)

憧れる人物の行動と重ねてみる(“これは〇〇だったらどうするか?”)

意味のある行動は、内側から人を動かす。習慣ではなく“信念”に変わった時、それは揺るがない力となる。

小結──「私は変われる」ではなく、「私は変わっている途中である」

本章を通じて明らかにしたいのは、「変化とは一夜にして訪れるものではなく、継続する“対話”と“行動”の中で少しずつ形作られていくプロセスである」ということだ。

加藤諦三が提唱する実践は、強者になることではない。弱さや迷いを否定せず、それでも一歩だけ自分の真実に向かって動くこと──その一歩が、確実にあなたの無意識を変えていく。

「完璧に生きる」よりも、「本音で生きる」ことを優先せよ。

他人に愛されるためではなく、自分を好きになるために、今日の一歩を踏み出せ。

 

結論:行動の連続が自己を創る

■ 1. 自己とは「固定されたもの」ではなく「動的な生成物」である

加藤諦三は一貫して、人間を「過去の経験に縛られた存在」ではなく、「今の行動によって変容し続ける存在」として描いてきた。私たちが「これが自分だ」と思っているものの大半は、幼少期の経験、親の言葉、社会からの評価、過去の失敗に基づく**“思い込み”**である。

だが、その“自己像”は本質的なものではない。本当の自分とは、今この瞬間の選択と行動の中で少しずつ創られていくものだ。

自分を変えるとは、性格を塗り替えることではなく、「行動を変えることによって、徐々に自分の輪郭を描き直していく作業」である。変化とは、暴力的な改革ではなく、日々の選択の積み重ねによって生まれる穏やかな進化なのである。

■ 2. 行動こそが「無意識」を変える唯一の手段

本書全体で繰り返し語られてきた通り、人間の行動の多くは、意識よりも無意識に左右されている。私たちの恐れ、不安、習慣、自己否定の思考パターンは、ほとんどが“無意識の中に刷り込まれた信念”に由来する。

加藤諦三はこの無意識を、「意識では捉えきれないが、行動によってのみ変えうる構造」として捉えている。どれほど意志を強く持とうとも、実際に行動を変えなければ、無意識は変わらない。

しかし逆に言えば、どんなに無力感に囚われていても、行動の反復によって無意識を書き換えることは誰にでも可能である。 これは「意志の弱い者にこそ希望を与える思想」である。

■ 3. 行動の力は、人間関係と社会までも変えていく

個人の変化は、やがて人間関係の質を変える。それは加藤が「鏡」と呼ぶように、自己と他者の関係が双方向的であるからだ。自分が変われば、相手の応答も変わる。

さらにその波紋は、社会へと広がる。一人の会社員が「断る勇気」を持つことで、組織の風土が変わり、一人の若者が「親の期待を手放す」ことで、家庭の空気が変わる。「勇気ある行動」は、見えないかもしれないが、確実に世界を動かしている。

加藤は「社会を変えようとするよりも、自分の中にある社会の声に気づけ」と語った。それは、変化の本質が“自分の心”から始まることを意味している。

■ 4. 「自己実現」は、他人に勝つことではない

私たちが目指す「変化」とは、世間が言う「成功」や「勝利」とは異なる。加藤が説く「自己実現」とは、他人の基準で勝つことではなく、**“自分の心に正直に生きること”**そのものである。

つまり、たとえ世間的な成果がなくても、自分の選択に納得し、自分の感情を否定せず、自分で自分を裏切らずに生きている人間は、すでに“変わった人”なのである。

■ 5. 明日変わらなくてもいい。だが、“今日一歩だけ動く”こと

加藤諦三の思想の根底には、「人間はいつでも変われる」という希望がある。そしてその希望は、“今日、この瞬間の選択”に託されている。

明日完璧な自分にならなくてもいい。

来月、劇的な人生の転換が起きなくてもいい。

ただ、今日、自分に正直に一歩だけ行動してみる。それで十分だ。

その一歩は無意識に記録され、明日のあなたの人格となり、やがてあなたの人生全体を作り替えていく。

エピローグ──あなたが変わる時、世界も変わる

この論考を通して、「行動することは自分を変えること」という加藤諦三の言葉が、単なる美辞麗句ではなく、人間の本質に根ざした確かな真理であることが明らかになったはずだ。

人は変われる。

だが、頭で変わるのではなく、手足で変わる。

口先ではなく、習慣で変わる。

誰かの承認ではなく、自分との対話で変わる。

そして、自分が変わった時、周囲の空気が変わる。関係が変わる。社会が変わる。

あなたの一歩が、見えない誰かの一歩になる。

だからこそ、迷ったとき、思い出してほしい。

「行動することは、自分を変えること」である。

 

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