婚活で交際終了になったとき、
「価値観が違いました」
という理由を聞くことがあります。
でも、この「価値観が違う」という言葉。
実は、趣味や食べ物の好み、休日の過ごし方だけを指しているとは限りません。
今回は、私たちが実際に経験した33歳男性会員様のケースから、
「結婚相手として一緒に生活できる人とは、どんな人なのか」
を考えてみたいと思います。
※個人が特定されないよう、一部内容を変更しています。
阪急三国駅から徒歩15分
投稿日:
婚活で交際終了になったとき、
「価値観が違いました」
という理由を聞くことがあります。
でも、この「価値観が違う」という言葉。
実は、趣味や食べ物の好み、休日の過ごし方だけを指しているとは限りません。
今回は、私たちが実際に経験した33歳男性会員様のケースから、
「結婚相手として一緒に生活できる人とは、どんな人なのか」
を考えてみたいと思います。
※個人が特定されないよう、一部内容を変更しています。
男性は33歳。
身長175cm、年収650万円。
仕事も安定しています。
お見合いから仮交際に進み、3回目のデートまで進展しました。
しかも、そこまでは女性側の方が積極的だったとのこと。
男性からすれば、
「かなり良い感触なのではないか」
と思って当然の状況だったと思います。
ところが、3回目のデート後に交際終了。
理由は、
「価値観が違う」
でした。
男性にとっては、かなり唐突に感じられたようです。
話を聞いてみると、3回目のデートでは真剣交際を意識して、将来についてかなり踏み込んだ話をしたそうです。
これは悪いことではありません。
むしろ、結婚相談所での婚活では、早い段階から結婚後の生活について話し合うことは大切です。
問題は、「何を話したか」だけではなく、
「どう話したか」
だったのではないかと思います。
男性は自分の考えをしっかり持っていました。
だからこそ、結婚についても、
「自分はこう考える」
という思いを相手に伝えた。
ただ、その伝え方が、相手の考えを聞くというより、自分の考えを押し出す形になっていたようです。
ここに、今回の交際終了の大きなポイントがあったのではないでしょうか。
女性が見ていたのは「意見」だけではなかった
例えば、結婚後の生活について意見が違ったとしても、それだけで「価値観が違う」と判断されるとは限りません。
重要なのは、
「意見が違ったときに、この人はどうするのか」
です。
自分の意見を伝える。
相手の意見を聞く。
違いを確認する。
そして、
「じゃあ、2人にとってどうするのが一番いいだろう?」
と考える。
結婚生活では、この繰り返しが続きます。
だから女性が見ていたのは、
「私と考え方が違う」
ということ以上に、
「この人と話し合いながら生活を作っていけるのだろうか」
という部分だったのかもしれません。
さらに男性は、
「真剣交際に入るなら親にも相談して決めたい」
という趣旨の話をしたそうです。
これも、男性にとっては自然な発言だったのだと思います。
親に大切な報告をしたい。
親の意見も聞いておきたい。
それ自体は悪いことではありません。
ただ、結婚相手を探している女性からすると、少し違った受け取り方になった可能性があります。
「結婚するのは私とこの人なのに、大事なことを自分で決められないのでは?」
そんな不安です。
さらに、そこに先ほどの「自分の思いを強く押し出す」という印象が重なった。
すると、
「自分のことは自分で決めたいのに、相手の意見は聞いてくれない。でも親の意見は聞くの?」
という矛盾に感じられてしまう可能性があります。
これは、男性本人には見えていなかった部分だったのではないでしょうか。
そして、私たちがこのケースを振り返って感じたことがあります。
もしかすると男性には、
「自分はこの女性に好かれている」
という安心感があったのではないか。
もちろん、本人が意識的に相手を軽く扱ったわけではありません。
ただ、好意を感じている相手に対しては、どうしても緊張感が薄れます。
相手の話を最後まで聞かなくなる。
自分の考えを強く言ってしまう。
「このくらい言っても大丈夫だろう」と思ってしまう。
そうした小さな変化が、相手には意外と伝わります。
婚活では、
「好かれている」と感じたときこそ、注意が必要なのかもしれません。
恋愛であれば、多少の価値観の違いを、
「好きだから乗り越えよう」
と思えることがあります。
しかし、結婚すると現実の生活が始まります。
お金のこと。
仕事のこと。
家族のこと。
住む場所。
休日の過ごし方。
将来のこと。
意見が違う場面は必ず出てきます。
だからこそ、婚活では、
「価値観が同じ人」
を探すだけでは不十分です。
むしろ、
「価値観が違ったときに、話し合える人」
を探すことの方が重要なのかもしれません。
今回の男性は、33歳。
年収650万円。
安定した仕事。
身長175cm。
条件だけを見れば、決して悪くありません。
それでも交際は終了しました。
これは男性の条件が悪かったという話ではありません。
逆に、
条件が良いからこそ、「あとは性格さえ合えば大丈夫」と思ってしまう危険性
もあるのではないでしょうか。
結婚相手として見られるとき、条件以外の部分もしっかり見られています。
「この人は私の話を聞いてくれる?」
「意見が違っても話し合える?」
「一緒に決めていける?」
「結婚後も親の意見が大きく影響するのでは?」
こうした部分です。
婚活で大切なのは「選ぶ」だけではない
婚活では、
「どんな人と結婚したいか」
を考えることはもちろん大切です。
でも同時に、
「自分は、相手から見てどんな結婚相手に見えているだろう?」
と考えることも必要です。
自分の希望を伝える。
でも、相手の希望も聞く。
自分の意見を持つ。
でも、相手の意見も尊重する。
親を大切にする。
でも、結婚する2人の意思を最優先にする。
そして、好意を感じたときほど、相手への配慮を忘れない。
婚活は、単に「条件の合う相手」を探す活動ではありません。
「この人となら、これからの生活を一緒に作っていける」
と思える相手を探す活動なのだと思います。
私たちがこの事例から感じたこと
今回の男性は、決して「結婚に向いていない人」ではありません。
むしろ真面目に結婚を考えていたからこそ、自分の考えをしっかり伝えようとしたのだと思います。
ただ、婚活では、
「自分の考えを伝えること」と
「自分の考えを押し通すこと」
は違います。
そして、
「親に相談すること」と
「親に決めてもらうこと」
も違います。
この違いに気づけるかどうか。
そこが、結婚後の生活を左右することもあります。
交際終了は、つらい出来事です。
でも、その理由をただ「価値観が違った」で終わらせるのではなく、
「相手からは自分がどう見えていたのか」
まで振り返ることができれば、次の婚活につながります。
私たち夫婦カウンセラーが会員様の交際について一緒に考えるのも、まさにそのためです。
「なぜうまくいかなかったのか」を責めるためではありません。
次のご縁で、同じことを繰り返さないためです。
婚活では、誰でも一度や二度、思い通りにいかないことがあります。
大切なのは、その経験から何を学ぶか。
そして、自分の魅力をどう相手に伝えていくかです。
結婚は、どちらか一方が我慢して成り立つものではありません。
お互いが気持ちよく暮らせる関係を、2人で作っていくもの。
今回の33歳男性のケースは、その当たり前でいて難しいことを、改めて私たちに教えてくれた出来事でした。
その他のブログ記事